The Victorian Tea Room

純銀製（925）　1729年製作 ジョージ二世時代、ユグノーのロココデザイン。面にびっしりと彫刻されたお花やスクロールの彫刻が素晴らしい特級品のティーケトル＆スタンドをご紹介いたします。


アセイオフィス：ロンドン
制作年：1729年
製作者：Peter Archambo

Peter Archambo (1699-1759) はイギリスで生まれた、ユグノー教徒（フランスのプロテスタント-この時代に迫害されて、多数がイギリスに逃げた）の息子で、この時代の非常に有名なユグノーのゴールドスミス、Jacom Margasに弟子入りし、当時のフランスで人気のあったロココスタイルを学びました。　

ヴィクトリア時代にはこのようなデザインは珍しくありませんが、この時代にはこの、フランスのロココの影響を色濃く受けたデザインは非常に珍しく、Archamboがロココをイギリスに紹介した、と言われ、その功績を認められています。

すなわち、このケトルはヴィクトリアンロココと呼ばれる、リバイバルではない、オリジナルのイギリスのロココデザインです。


ノミとハンマーによる手彫り打ち出し彫刻、ハンドチェイシングのスクロールとお花模様が央部分を除いたケトル全体にびっしりと埋め尽くされています。バックグラウンドも余すところなく、うろこ模様や、マッティングという、小さなニードルで、細かく点を入れ、鏡面とは違ったテクスチャーになるよう仕上げています。

また、ハンドルはウィッカーハンドルという籐編みで巻かれています。

300年近く前のこの時代でもすでに表からは見えない隠し蝶番が使われており、丁寧にかたどられた、鋳金細工によるお花とスクロールの透かしのフレームガードや貝をかたどった脚部の美しさ、技術の高さに驚かされます。

古いものですので、純銀もかなり厚めの非常にしっかりしたものを使っています。

オイルポットはスタンドに取り付けられているタイプです。


非常に古いお品ですが、目立つようなゆがみやキズなどなく、非常に素晴らしいエクセレントコンディションです。ほとんど目立たないシミや浅いへこみがございますが、せっかく良い状態で残っているお品ですので、このままでの発送とさせていただきます。



こちらの商品はロンドンの老舗高級アンティーク銀器店との合同販売となっております。在庫チェックは常にしておりますが、ロンドンの実店舗でも販売されているものですので、まれに行き違いで売り切れとなっている場合がございます。　近い将来などにお買い上げをご希望の場合は、予約等をお勧めいたします。

銀器は減価償却の対象となります。償却期間は5年です。
ペイパルによるクレジットカード払いを受け付けています。


こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）



こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き、国際宅配便送料が無料です。


サイズ

幅　　　約22ｃｍ（注ぎ口から反対側のケトルの一番丸みのあるところまで）

高さ　　約35.5ｃｍ（全体的の高さ。取っ手の先まで）

ケトルの高さ　約24ｃｍ（取っ手の先まで）

ケトルの容量　約1.3リットル

重さ：約2ｋｇ（ポットのみ約1200ｇ）