純銀製(925)Martin, Hall & Co. 作、1854/6年製作のとても素晴らしいヴィクトリアンロココ/ルイスタイルティーセットをご紹介いたします。
アセイオフィス:シェフィールド
制作年:ティーポット1854年 シュガーポット、クリームジャグ1856年
Martin, Hall & Co. はヴィクトリア時代のシェフィールドを代表する非常に質の高いシルバースミスですが、彫刻の技術がとびぬけて高く、当店でも今までにいろいろな銀器をご紹介させていただいておりました。
このシルバースミスのルイスタイルセットはかつて、シルバープレートでご紹介させていただいており、いつか、純銀のものをご紹介させていただきたいと思っておりましたが、このたび、ようやく、手に入れることができました。
しっかりと重量感のあるティーポットは薔薇やお花、葉模様などの彫刻がハンドチェイシング*により、生き生きと表現されています。このシルバースミスはチェイシングの膨らませかた、へこませ方が絶妙で、葉の中心は膨らませ、葉先ははねるようにへこませ、このような躍動感あふれる彫刻はこのシルバースミスが最も得意とするところです。
また、スパウトの鷲頭やギリシャ神話の神様と思われる顔像、白鳥の羽を模したハンドルも隅々まで丁寧に装飾されています。
ハンドルやスパウト周りに終わらず、美しい透かし細工の脚部周りにもスカロップの細かな彫刻がなされています。摘みの鳥の装飾もディーテイルが細かく、丁寧でに作られています。
あまりに見事なつくりに、いつまでも見とれてしまう、素晴らしい特級品です。
シュガーポットとクリームジャグは2年後に作られたものですが、全く同じ仕様の、同じシルバースミスのものです。
シュガーポットとクリームジャグは小さめのため、通常は装飾が簡略化されていたりするものですが、こちらのものはティーポットと同じように凝った装飾がなされています。
状態:目立つようなキズ、へこみなどなく、象牙の断熱材の部分にも緩みは全くありません。
160年以上を経ているお品とは思えない、素晴らしいエクセレントコンディションです。
サイズ
ティーポット
幅:約 28cm(注ぎ口の先からハンドルの一番広いところまで)
奥行:約15cm(最大値)
高さ:約20.5cm(摘みのトップまで)
重さ:約832 g
シュガーポット
幅:約 21.5cm(ハンドルの端から端まで)
奥行:約 14cm(最大値)
高さ:約 14cm(ハンドルの一番高いところまで)
重さ:約 484g
クリームジャグ
幅:約 12.5cm(注ぎ口からハンドルの端まで)
奥行:約 9cm(最大値)
高さ:約 15cm(ハンドルの一番高いところまで)
重さ:約 276g
こちらの商品はイギリスからの保険追跡航空郵送料が無料です。
トレイなど、上記の3点以外のものは商品に含まれません。