イギリスのアンティークフェアやマーケットなどではなかなか見ることのない、宝石箱のように美しいヴィクトリア時代のディッシュを見つけましたので、ご紹介させていただきます。
こちらは蓋付きですので、バターディッシュになると思います。お皿と一体になった、リボンのガーランドがとてもエレガントです。
蓋は、お花の部分はおうとつが出るように後ろからたたき出すチェイシング(ノミとハンマーで打ち出す彫刻法)、そのほかの部分は表面から浅く打ち出しておうとつをつけないフラットチェイシングという技法で彫られています。もちろん、全て手作業です。
スタンドとなるお皿の周りと淵に施されたビーディングがいっそう、この美しいディッシュを気品のあるものにしています。
メーカーはHammond Crerk & Co. 1886年から1935年ごろまで活躍したシェフィールドのシルバースミスです。
このお品はヴィクトリア時代後期のものだと思っています。
状態は全体に純銀のかけなおしをしておりますので、とても美しいエクセレントコンディションです。おさらの小さい部分に銀が乗り切らなかった部分が少々ございます。
フロストグラス(曇りガラス)はオリジナルもたぶん、このようなフロストグラスだっただろうと思われますが、こちらのものはたぶん、後にあつらえたものだと思います。グラスに製作時にできたと思われるスレが少々ございますが、欠け、割れ、ヒビはございません。
本来はバターディッシュですが、美しすぎて、バターディッシュに使うのはもったいないかもしれませんね。チョコレートなどを入れてボンボンディッシュとして、ドレッシングテーブルで、小物入れとして使われても素敵です。
いずれにしても、とても存在感のあるディッシュですので、あなたの食卓やドレッシングテーブルを美しく彩ってくれることでしょう。
同じようなディッシュはなかなか出てこないと思います。ぜひこの機会にどうぞ。
サイズ
ベースのお皿の直径 約17cm
フロストグラスディッシュの直径 約13cm
グラスの高さ 約3.4cm
高さ(蓋の摘みの上まで) 約9cm
写真のバターナイフは参考のためで、こちらの商品には含まれて降りません。
こちらの商品はイギリスからの書留国際郵便料が無料です。