ビクトリア時代、1886年の私が扱ってきたサルヴァの中でも間違いなく1,2を争うクオリティーの高い美しいサルヴァをご紹介させていただきます。
それもそのはずで、こちらのお品のメーカーは、Martin Hall & Co.、数々の素晴らしい銀器をこの世に送り出してきたヴィクトリア時代を代表するトップメーカーのひとつです。
こちらのお品には当時、新しいデザインを登録した際のデザイン登録番号がついており、それによると1886年の登録となっており、それがだいたい、製作年と同じだといわれています。
このデザインは当時に人気のあったAestheticMovement(日本では耽美主義といわれることもあります)、イギリスのアールヌーボー、Arts & Craftsの影響を多大に受けてます。
見事に鋳金された透かしのボーダー、全て手作業でおこなわれたフラットチェイシング(ノミとハンマーによる彫刻技法。おうとつをつけずに、彫刻等での彫刻と同じような効果をだす)ともに、美術工芸品の域に達するトップクラスの技術です。
特に、サルヴァ表面のフラットチェイシングの、丹精さ、正確さ、デザインの美しさ。
どれをとっても素晴らしいできばえです。
このレベルのサルヴァにはなかなかめぐり合えるものではありません。
脚もヌーボー、アーツ&クラフツのデザインで、とても素敵です。
この商品は近年になって銀のかけ直しをしておりますので、エクセレントなコンディションです。しかし、アンティーク仕上げになっていますので、新品のような目のくらむような光方はしません。
サルヴァとは持ち手の無いトレイの事を指します。
サルヴァはこのお品のように脚付きのものが多く、脚のデザインも凝ったものが多いです。
現代では、ティーポットスタンドにしたり、小さなお茶の道具を乗せたりしても素敵ですし、お菓子やカナッペなどをそのまま乗せて、お客様にお出ししてもしゃれています。
この素晴らしいサルヴァをあなたのコレクションにぜひ加えてください。
サイズ
直径 約24cm(最大値)
重さ 約556g
こちらの商品は送料無料となっています。
サルヴァ以外に写真に写っているものは大きさの目安のためで、商品には含まれておりません。