純銀製(925)、1794年制作 ハンドチェイシング(手作業による打ち出し彫刻)のスクロール装飾が美しい、デザートサービングスプーンセットをご紹介させていただきます。
アセイオフィス:エジンバラ(非常に珍しいアセイオフィスです)
制作年:1794年
製作者:Francis Howden
1794年当時のサービングスプーンはシンプルなものが多く、このセットももとはシンプルな、彫刻のないものでした。
しかし、ヴィクトリア時代に入ると、何の飾りのないスプーンはちょっと物足りなかったのでしょう。
このスクロールの豪華な装飾は、ハイヴィクトリアンと呼ばれる、豪華な飾りつけが好まれた時代のものです。おそらく金鍍金もこの彫刻が彫られたときのものでしょう。
それにしても手の込んだ、見事な彫刻です。ただ彫刻するだけでなく、バックグラウンドにマッティングを入れ、彫刻を浮き彫りにしています。相当技術の高いシルバースミスによるものです。
状態:金鍍金のはがれもなく、目立つようなキズもない素晴らしいエクセレントコンディション。
黒っぽく見えるのはカメラの影です。スプーンのハンドルの先にぽつぽつとしたものが見えるのは、打ち出し彫刻の跡が見えているもので、キズではありません。
こちらの商品はオリジナルの共箱がついています。革のはがれが少々ありますものの、内側のシルクやベルベットの生地もきれいに残っています。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。