ヴィクトリア時代後半のものと思われる、ロココ風の貝のボーダー、ハイヴィクトリアンの細かな、豪華な手彫り彫刻(フラットチェイシング*)が見事なサルヴァをご紹介いたします。
サルヴァは持ち手のないトレイのことです。
ものを運ぶことにも使われましたが、ティーカップを置いたり、ワインジャグやグラス置きにしたり、小さなものは、執事が訪問者からカードやメッセージを主人のために受け取ったりするものとして使われました。
メーカーの刻印はありませんが、手彫りの品質や作りなどからヴィクトリア時代後半のものだと思っています。
こちらのお品は近年になって純銀のかけなおしを施してあり、表面はスリキズもほとんど見えない、エクセレントコンディション。裏側には少々のスレがございますが、シルバーのロスはございません。写真でボーダー部分に黒っぽく見えるのは、カメラ等が映り込んだもので、シミなどではありませんでご安心ください。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
ただいま、こちらの商品は、2016年1月以降の円高傾向を反映させたお値段設定となっております。 円安に戻った場合、価格の変更をさせていただく場合がございます。
*フラットチェイシングとは、ハンドチェイシングと同じ技法ながら、モチーフに凹凸をつけずに彫刻刀による切り出し彫刻のような効果を狙った彫刻技法。サルヴァの盆面やポットの蓋や縁など、ボリュームをつけずに装飾をつけたい場所によく使われる
サイズ
直径:約32.5cm(最大値)
内径:約22cm前後(ものを乗せられる部分の直径)
高さ:約3cm
重さ:約1.2kg