シルバープレート製、１９００年から１９１０年くらいの制作と思われる、ジョージアン、ヴィクトリアン、エドウォーディアンと３時代を代表するトップシルバースミスの一つ、Atkin Brothersのシェル型ディッシュをご紹介いたします。
このAtkin Brothersのシェルディッシュは以前、純銀のものをご紹介したことがあるのですが、作り方は純銀のものとほぼ、同じ作り方をしています。これが、この時代くらいまでのシルバープレート製品の素晴らしいところで、純銀製品とほぼ、同じ手間ひまをかけ、ハンドチェイシング（手作業の打ち出し彫刻）を施したお品が純銀製品の何分の一課のお値段で手に入ってしまうんですね。
これが、その後２０年くらいすると、手作業の打ち出し彫刻などはほとんど消えてしまいます。
1750年代から続いていた老舗中の老舗、Atkin Brothers。
イギリスのシルバースミスは、イギリスが一番繁栄していた、ビクトリア時代に創業したところが多いのですが、この時代から続いている老舗は、中産階級の人々が富を得るようになる前、銀製品を所有することが王侯貴族と大金持ちの特権であった時代から、彼らのためのシルバースミスでした。
特にこのAtkin Brothersは質の高い職人がいることで有名でした。それは彫刻だけでなく、このお品の美しいフォルム、貝のフリルの寄せ方などにも見て取れます。
刻印は、Z. BARRACLOUGH & SONSとありますが、これはおそらく、小売店の名前で、樽俎下に、Atkin Brothers を表す、Fleur-de-Lysをつかんだマークがあります。
こちらのお品は純銀のかけなおしから戻ってきたばかりのとても美しい、エクセレントコンディション。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
長さ：約２４cm（一番長いところ）
幅：：約２０cm
高さ：約５．５cm（一番高いところ）
重さ：約３７５g
