シルバープレート、1900年から1910年ごろのものと思われる、エルキントン作の薔薇とお花のハンドチェイシング(ノミとハンマーによる手彫り打ち出し彫刻)、洋ナシ型のティーセットをご紹介いたします。
スクロール、貝のモチーフや薔薇とお花などのハンドチェイシング、6面に分けられた洋ナシ型がエレガントなティーセットです。ドーム型の蓋やスパウトの根元、ビーズで縁取られたふっと部分にも美しい彫刻が施されています。
メーカーは現代の銀メッキ製法を発明したことで有名なElkington & Co. 通常、Elkingtonのシルバープレートにはデートレター(アルファベットで年号をあらわす刻印)がついているものが多いですが、こちらのものはついていません。 しかし、刻印の形などから1900年から1910年ごろに作られたものだと思っています。
こちらのお品は近年になって純銀のかけなおしをしたエクセレントコンディション。
目立つようなキズやへこみなどは見当たりません。
ティーポットの象牙材の断熱材の部分に少々のゆるみがございますが、これは表からリング状に見える断熱材は、実はその下にくさび型に象牙材が続いており、ハンドルの内側に入っております。そして外側からピンでその楔型の象牙材を通して留めているのですが、内側の象牙材が経年により痩せてくるとと少々その留めているピンの間に隙間が空いてそれが緩みの原因となっています。ピンがちゃんと留まっていればゆるみが少々あってもハンドルが取れてしまうようなことにはなりません。100年以上経て少々のゆるみ程度ですので、これから100年たっても十分お使いになれるコンディションです。
ポットの内側もきれいに純銀がかかっていますが、数ミクロンの厚さでかかっているため、昔のキズの上はかかっていないように見えますが、ちゃんとカバーされています。真ん中が黒っぽくシミのように見えますが、カメラの影で、実際には黒っぽくありません。(シュガーポットも同じです)
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
ティーポット
幅:約 24cm(注ぎ口の先からハンドルの一番広いところまで)
奥行:約15cm(最大値)
高さ:約22.5cm(摘みのトップまで)
重さ:約774g
シュガーポット
幅:約 19cm(ハンドルの端から端まで)
口径:約9.2cm
奥行:約15cm(最大値)
高さ:約16cm(ハンドルの一番高いところまで)
重さ:約417g
クリームジャグ
幅:約12.5cm(注ぎ口からハンドルの端まで)
奥行:約10cm(最大値)
高さ:約15.6cm(ハンドルの一番高いところまで)
重さ:約239g