1909年、純銀製(スターリングシルバー925)の美しいシェル型のバターディッシュをご紹介いたします。
アセイオフィスはバーミンガムです。メーカーの刻印は最初がつぶれており、判読できませんでした。バターナイフのほうは1908年、メーカーはHillard & Thomason。こちらもアセイオフィスはバーミンガムです。
シェル型のシルバーが好きで、ついシェル型のものを見ると買ってしまいます。シェル型といっても素敵な形のを見つけるのは結構難しいのですが、こちらのバターディッシュはバランスがとてもいいと思います。銀器のバターディッシュは中にグラスのディッシュが入れられていることが多いのですが、こちらのはついていなかったため、割れてしまったのかな、と思ったのですが、よく見ると内側にもデコレーションがあり(渦巻きみたいなもの)、これがあるとグラスがはまりにくいので、このものは最初からグラスが無かったのが正解なようです。ナイフはメーカーが違うようなので、最初は合わせかな、とも思ったのですが、アセイオフィスも同じ、製作年も1年違いと、非常に近いですので、オリジナルのものでしょう。
コンディションはシェルディッシュのほうはつついたような小さな使用キズが1箇所ございますものの、そのほかにはあまり磨きキズすらないエクセレントコンディションです。
バターナイフは硬い布でごしごしこすったのか、線状の磨きキズがございますものの、目立つものではありません。
純銀製のとてもエレガントなバターディッシュです。バターディッシュとしてだけでなく、オリーブなどの小さなおつまみや、または指輪やピアスなどのジュエリーを一時置いておくディッシュにしても素敵です。 重さもディッシュが70gあり、しっかりしたつくりです。
ぜひこの機会にあなたのコレクションに加えてください。
サイズ
シェルディッシュ
長さ:13.5cm(最大値)
高さ: 2.1cm
重さ: 70g
バターナイフ
長さ:13.4cm
重さ:14g
こちらの商品はオリジナルの共箱つきです。面白いのは箱にはReid & Sonsという、ゴールドスミスとジュエリーショップのマークがついていますが、王室御用達だったようで、クイーンとプリンスオブウェールズ(第一継承者エドワード皇太子のこと)のマークもついていますが、このディッシュが作られたころはヴィクトリア女王が亡くなって8年も経っており、とっくにエドワード王朝になっているころなんですね。ずいぶん古い箱を使っていたものです。
箱は内側がはがれてきてしまっておりますが、保存箱としての機能は果たします。
こちらの商品はイギリスからの保険つき書留航空送料が無料となります。