ヴィクトリア時代中期から後期のものと思われる、薔薇、お花、果物などの美しい彫刻をスクロールに囲まれたサークルの中に配した、とてもエレガントなサルヴァをご紹介いたします。
サルヴァは持ち手のないトレイのことです。
ものを運ぶことにも使われましたが、ティーカップを置いたり、ワインジャグやグラス置きにしたり、小さなものは、執事が訪問者からカードやメッセージを主人のために受け取ったりするものとして使われました。
メーカーはFrederick Sibray, J.F. Hall & Co. でヴィクトリア時代中期からエドウォーディアンにかけて活躍したシェフィールドのシルバースミスです。
メーカーズマークの横にあるEP (Electro Plateの略)の上に王冠マークがある事から、このお品は、1897年以前に作られた事がわかります。シルバプレートにつける王冠マークは、シェフィールドの貴金属認定所(アセイオフィス)のマークと紛らわしいため、1897年に使用を禁止されました。よって、シルバープレートのものに王冠マークがついているものは、全て1897年以前に作られたものだということがわかります。
こちらのお品は近年になって純銀のかけなおしを施してあると思われ、ほんの小さな部分で銀がかかり切らなかった箇所、少々のスレがございますが、全体的には、非常に美しいエクセレントコンディション。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)
サイズ
直径:約34cm(最大値)
内径:約27cm(ものを乗せられる部分の最大値)
高さ:約3.5cm
重さ:約1.2kg



