シルバープレート製、ヴィクトリア時代中期から後期にかけてのものと思われる、ジョージアンスタイルのクラシックなリボンとフラワーガーランド彫刻が素敵なバチェラーサイズのティーポット&スタンドをご紹介いたします。
メーカーはThomas Harwood 1816年創業と、かなり古くから活動していたバーミンガムのシルバースミスです。
1897年にシルバープレート製品への使用を禁止された王冠マークが入っていますので、それ以前のものであることは確実ですが、こちらのお品は結構古いもので、ヴィクトリア時代中期から後期にかけて、1870年代前後のものだと思っています。
リボンとフラワーのガーランドはネオクラシカルと呼ばれる、18世紀の半ばから19初頭にかけて支配的になった芸術思潮に影響されたものです。この彫刻はエングレービングという、ニードルや彫刻刀による彫刻で銀器の裏側に跡が付きません。
ロココのようにあまり華美になりすぎず、しかもフォーマルなスタイルは当時の王侯貴族に人気がありました。
シルバープレートのものに珍しく、こちらのお品には貴族の紋章が入っており、貴族のお家から出てきたものだということがわかります。
こちらのお品はつい最近、純銀のかけ直しから戻ってきたばかりのエクセレントコンディション。元からだと思うのですが、ポット、スタンドのリボンの彫刻が若干薄めです。
内側もとても綺麗です。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
ティーポット
幅:約 21.8cm(注ぎ口の先からハンドルの一番広いところまで)
奥行:約 9cm(最大値)
高さ:約 10cm(摘みのトップまで)
重さ:約 354g
容量:約 500ml
スタンド
幅:約 14.2cm(最大値)
奥行:約 11.4cm(最大値)
高さ:約 2.3cm
重さ:約 149g