雑誌、ボンシックに掲載されたお品です。
純銀製(925)1902年制作のお花とスクロールの装飾が美しいカードケースをご紹介させていただきます。
アセイオフィス:バーミンガム
制作年1902年
製作者:C. Saunders & F. Sheperd
イギリスのカード文化は19世紀の初めに始まったといわれています。
電話がなかったこの時代には、
ちょっとした用事で話したいときも家まで訪ねなければいけません。
突然訪ねるので、相手が在宅していないこともしばしば。
その時に自分の名刺を執事などに預けて、
自分が訪ねに来たことを相手に知らせたのでした。
貴族には、午後にご機嫌伺いに知り合いの家を訪ねる習慣もあり、
そういう訪問は約束なしで訪ねるものだったので、相手が在宅でなければ、
ホールにある小さなサルヴァ(ハンドルのないお盆)に
自分のカードを置いておくのが習慣でした。
こちらのカードケースは女性用のものだったのでしょう。
とてもデコラティブなバラやお花、スクロールの装飾が華やかです。
カードケースの鏡面部分にほんの少々のスレがありますが、鏡面状態をきれいに保っており、非常に美しく目立つキズなども見当たりません。こういったカードケースは真ん中がつぶれていることも多いのですが、それもなく、素晴らしい状態のお品だと思います。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)
サイズ
約9.7cm x 7cm x 0.5cm
重さ:約60g