純銀製(925)1846年製作、ハンドエングレービングによるフィッシングのモチーフが見事なシガーケースをご紹介いたします。
アセイオフィス:バーミンガム
制作年:1846年
制作者:Taylor & Perry 主に貴族、紳士向けのカードケースや、シガーケースなどを作っていた、工房系のシルバースミスです。
こちらのお品は、ただ単にデコラティブなように見えますが、非常に精巧な手彫り彫刻のほかに、バックグラウンドにはエンジンターニングと呼ばれる器具で細かな線や模様をつける技法がなんと11種類以上も使われています。
この技法は主にギローシュエナメルの下地に使われる技法ですが、18世紀後半にはじめられた装飾技法で、カードケースや、シガーケースにもよく使われます。
器具とは言っても手仕事でコントロールしなければならないもので熟練者の技術が必要です。縁に飾られた羽、または葉模様は全て手彫りで、バックグラウンドの細かな線もすべて手彫りです。
職人のこのお品にかける意気込みが感じられる素晴らしいお品です。
モチーフの無いほうの面、上から4cm程度のところに浅いへこみキズがございます。これは目立たないようにいたします。
フィッシングのモチーフの面の下から1.5cmくらいのところに非常に浅い、ケースを傾けて、よくよく見たらわかる程度のへこみキズがございます。こちらは直すのが難しいかと思いますが、ほとんどわかりません。172年を経たとは思われない、エクセレントコンディション。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
長さ:約12cm
幅:約5.2cm
厚み:約1.6cm
重さ:約91g