ビクトリア時代、お花のカーランドのチェイシング(ノミとハンマーによる、打ち出し彫刻技法)がとても美しい、ビスケットジャーをご紹介いたします。
こちらのお品のメーカーはJames Dixon & Sons 1806年から1993年の187年の長きにわたって活躍していた、イギリスを代表するシルバーメーカーのうちひとつです。このお品は刻印などからヴィクトリア時代中期から後期にかけてのものだと思っています。
手彫刻のチェイシング(ノミとハンマーによる、打ち出し彫刻技法)による、お花のガーランドの美しさ。このお品も彫刻の華やかさと鏡面の銀の滑らかな美しさのが融合し、とてもエレガントなデザインです。 ヴィクトリア時代の人は本当にこういうデザインがうまいと思います。
蝶番でつながる蓋部分はこれもまた美しい、チェイシングのお花を頂点としたダイアモンドのガーランドで装飾されており、このお品にいっそうの華やかさを添えています。また、本体についている、ベースのお皿部分と蓋の淵はフリルで飾られていますが、これも手作業でで一つ一つフリルがつけられています。
近年になってから、全体に銀のかけなおしをしてあり、使用キズなどがほとんど見られない、すばらしいエクセレントコンディションです。内側も、とてもきれいな状態です。
写真でご覧いただけるように、ベースのお皿部分に一箇所スレがございます。写真では影で黒く見えますが、実際にはプレートのロスなど無く、ほとんど目立ちません。
120年を超えるアンティーク品です。銀のかけなおしがしてあっても、大変小さなプレートロスや、小キズが残っている場合がございます。
サイズ 直径約13.5cm
直径約18.7cm(ベース部分)
高さ約19.5cm(摘みまで)
重さ 約791g
サイズは大体の目安とお考えください。
この商品はイギリスからの保険つき書留航空郵送料が無料となっております。