ヴィクトリア時代中期から後期のものと思われる、ハイヴィクトリアンの細かな、豪華な手彫り彫刻(フラットチェイシング*)が見事なサルヴァをご紹介いたします。
せりあがった縁はお花、葉模様、スクロールの鋳金細工を溶接したもの。盆面もお花、スクロール、葉模様、貝を模した模様などで美しく打ち出し彫刻されています。透かし細工の入った脚部もとても素敵です。
サルヴァは持ち手のないトレイのことです。
ものを運ぶことにも使われましたが、ティーカップを置いたり、ワインジャグやグラス置きにしたり、小さなものは、執事が訪問者からカードやメッセージを主人のために受け取ったりするものとして使われました。
刻印が薄れているのですが、メーカーはヴィクトリア時代中期から後期にかけて活躍していた、John Harrison だろうと思われています。
こちらのお品はつい、最近になって純銀のかけなおしを施したばかりのエクセレントコンディション。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
*フラットチェイシングとは、ハンドチェイシングと同じ技法ながら、モチーフに凹凸をつけずに彫刻刀による切り出し彫刻のような効果を狙った彫刻技法。サルヴァの盆面やポットの蓋や縁など、ボリュームをつけずに装飾をつけたい場所によく使われる
サイズ
直径:約27.4cm(最大値)
内径:約21.5cm(ものを乗せられる部分の最大値)
高さ:約4.5cm(最大値)
重さ:約0.78kg





