純銀製(925)1895年制作、スクロールモチーフののハンドチェイシング(のみとハンマーによる打ち出し彫刻)が全面に施された、ティーキャディーをご紹介いたします。
アセイオフィス:バーミンガム
制作年:1895年
制作者:H. Matthews
1894年から1930年代まで活躍した、バーミンガムのシルバースミスです。 銀器の小物が得意で、細かなディーテイルがあるものを得意としていたとのことです。
そのせいか、このお品も、全面にスクロール装飾がびっしりと打ち出し彫刻され、バックグラウンドにはマッティングという、彫刻面と背景のテクスチャーを変えるために細かな点々を隙間なく入れる技法を使っています。これもすべて手作業で行われています。また、肩部分の波のような彫刻や、蓋のトップに彫刻されたお花も手彫りの打ち出し彫刻で、これは、凹凸が出ないよう、フラットに彫刻されたもので、フラットチェイシングという技法を使っています。
内側は、金鍍金されており、124年たつ今も、きれいに残っています。
蓋を開けた縁のエッジに修理の跡があります。ほんの少々凹凸になっていますが、とても小さく、気にならない程度だと思います。それ以外は、近年になってプロの研磨を受けたと思われる、エクセレントコンディション。
こちらの商品はイギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です。
こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)
サイズ
幅:約6.2cm
奥行:約4.2cm
高さ:約9.5cm
重さ:約68g