ビクトリア時代のとても美しい、ビスケットジャーをご紹介いたします。
メーカーズマークはございませんが、1860年から1870年ごろのものだと思っています。
たいていはビスケットジャーは楕円か丸型のものが多いのですが、こちらのお品は、上から見ると、花びらのように八つの面に分かれており、そこにノミとハンマーを使った、チェイシング、という技法で打ち出し彫刻が胴体全面に施されています。
蝶番でつながる蓋部分にも美しい彫刻が施され、こんもりと盛り上がったトップに、当時流行の野菜か果物の摘みがついています。また蓋は、ビスケットがしけないように、この複雑な胴体の形にぴったり合うように一部のすきも無く作られております。
当時のイギリスの銀職人の技術の確かさを、まざまざと実感させられる、特級品です。
ビスケットジャーは胴体から一体化したトレイにつながり、当時非常に人気のあった、鳥獣脚が、全体を支えます。
近年になってから、全体に銀のかけなおしをしてあり、外側も内側も大変きれいなエクセレントコンディションです。
130年を超えるアンティーク品です。銀のかけなおしがしてあっても、大変小さなプレートロスや、小キズが残っている場合がございます。
サイズ 直径約14cm x 19cm（高さ）
重さ 約890g
サイズは大体の目安とお考えください。
この商品は送料無料となっております。
