イギリスでは珍しい、アールヌーボーデザインのシュガーシフタースプーンをご紹介いたします。 19世紀末から1900年ごろのものです。
シュガーシフタースプーンは砂糖を塊で売っていた時代、メイドがすりこ木で粉状にしたスプーンをさらにこのスプーンで漉して果物などにふりかけたといいます。
やはり、アールヌーボーはフランスのものですね。イギリスには同時期に同じ流れを汲むアーツ&クラフツというムーブメントがあり、それをアールヌーボーと同一としている人もいるのですが、私はやはりアールヌーボーとアーツ&クラフツは似ていながらも違うものだと思います。そういった意味で、この時代にはイギリスにはアーツ&クラフツのデザインのものは多いのですが、こちらのように、いかにもアールヌーボー的なデザインのものはとても少ないです。フランスのものかと思いましたが、イギリス製です。
ボウルにはギルディング(金鍍金)が施してあり、ボウルの裏側はへこみのところに金が少々残っているのみですが、ボウルの内側はきれいにギルディングが残っています。
プレートのロスなどない、エクセレントコンディション。
こちらの商品はイギリスからの郵送料が500円となります。
長さ:約14.3cm
重さ 34g