アンティークシルバー、ヴィクトリア時代中期、ハイヴィクトリアンの細かな、豪華な手彫りエングレービング彫刻(彫刻刀や彫刻針での手彫り彫刻)が見事なサルヴァをご紹介いたします。
サルヴァは持ち手のないトレイのことです。
ものを運ぶことにも使われましたが、ティーカップを置いたり、ワインジャグやグラス置きにしたり、小さなものは、執事が訪問者からカードやメッセージを主人のために受け取ったりするものとして使われました。
このサルヴァはヴィクトリア時代中期、1850年ごろに制作されたと思われ、ヴィクトリアンロココ風の貝とスクロールをモチーフとしたボーダー、ハイヴィクトリアンの貝やスクロール装飾、薔薇の花のガーランド装飾の手彫り彫刻が見事なお品です。
メーカーは王室御用達で有名なマッピン&ウェッブ MAPPIN & WEBB LONDON & SHEFFIELD の刻印があります。 その横にはベルマークの刻印がありますが、これは、W.G.SISSONSという、1786年創業のシェフィールドのシルバースミスの刻印。この刻印は1850年ごろものと認識されており、このメーカーがマッピン&ウェッブのために制作した可能性があります。
こちらのお品はつい最近、純銀のかけなおしから戻ってきたばかりの非常に美しい、エクセレントコンディション。真ん中部分に非常に浅いへこみがありますが、よく目を凝らして横から見ないとわからない程度です。写真で見るとでこぼこがあるように見えますが、これは、白い布のバックグラウンドを映しこんでいてその布の折り目やゆがみなどがでこぼこに見えているだけです。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
直径:約32cm(最大値)
内径:約24.5cm(ものを乗せられる部分の最大値)
高さ:約3.5cm
重さ:約1.35kg