アンティークシルバー、純銀製(925)1881年制作 赤ちゃんの洗礼式(クリスニング)のギフト用カトラリーセットをご紹介します。
アセイオフィス:シェフィールド
制作年:1881年
制作者:Henry Wilkinson
1760年ごろの創業、1851年の大英万国博覧会にも出展したヴィクトリア時代を代表するトップシルバースミスの一つである、Henry Wilkinson のクリスニングカトラリーセット。エンジェルを中心にスクロールや、お花をあしらったデコラティブなハンドル。 赤ちゃん用ですが、全く手を抜いておらず、見事な細工の特級レベルのカトラリーセットです。
かなり厚手の純銀を使っており、しっかりとした重量感もあります。
レリーフは鋳金細工のものかと思いましたが、よく見るとひとつづつ細工が異なっており、おそらく手作業で制作されたものです。スプーンの裏側は手彫りのエングレービング(彫刻針や彫刻刀による手彫り)です。
クリスニング用のカトラリーセットですが、マイカトラリーとして日本の女性に使いやすいサイズかと思います。
こちらのセットは、近年になってプロによる研磨を受けたようで、キズ,スレも少ない、エクセレントコンディションです。
クリスニング用の贈り物は純銀のスプーンが有名で、お金持ちの赤ちゃんを表す言い回しに、「銀のスプーンをくわえて生まれてきた」というのがありますが、ヴィクトリア時代の本当のお金持ちの赤ちゃんはスプーンだけではなく、このようなカトラリーセットや純銀製のマグカップなど、贅をつくしたギフトをゴッドペアレンツ(名付け親)や、親せきなどからいただいたものです。
こちらの商品はイギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
スプーン
長さ:約17.8cm
重さ:約44g
フォーク
長さ:約18cm
重さ:約36g