アンティークシルバー アンティーク銀器 ヴィクトリア時代中期ごろのものと思われる、トラディショナルな葡萄、葡萄の葉と蔓のボーダー、スクロールと葉模様のハンドチェイシングが美しい、ケーキバスケットをご紹介いたします。
鋳金細工で立体的に縁取られた葡萄のボーダーが華やかです。
バスケットのボウル部分には、非対称のスクロール模様で作られたシールドの外側に抽象的な貝、葡萄と葉、蔓が組み合わされたモチーフが彫刻されています。
また、シールドの内側には3種類の違ったモチーフが彫刻されており、一つ一つに細かな線や点を入れることで銀器の表面に違った表情を見せています。
当時の銀職人がどれだけ手間をかけて銀器を作り上げていたかよくわかるお品だと思います。
ハンドルには鋳金細工に透かしが入っており、こちらには可憐な花と葉模様がモチーフとなっていて重厚感があります。
シルバープレート製ですので、製造年などを表す刻印はございませんが、造りなどからおそらくヴィクトリア時代中期ごろ1860-1870年くらいに作られたものと思っております。
こういう形のバスケットは、フルーツ用のバスケットと思われる方が多いと思うのですが、フルーツは持ち手のないコンポートを使うようです。ケーキバスケットはピクニックなどに使われることが多かったのか、持ち手があります。イギリスでケーキは手でつかんで食べられる焼き菓子のことが多く、このバスケットもそういったものに使われたと思いますが、現代では、もちろん、お好きなようにお使いください。
こちらの商品は今現在オリジナルの状態ですが経年のシミ、シルバープレートの剥がれなどがございますので、純銀のかけ直しをしてからの発送となります。発送まで10日から2週間ほどお時間をいただきます。
こちらの商品はイギリスからの追跡付航空郵送料が無料です。
サイズ
直径:約30.5cm(最大値)
高さ:約11cm(ふちまで)
高さ:約25cm(ハンドルを一番上に上げたときの高さ)
重さ:約1.2kg