アンティークシルバー、アンティーク銀器、純銀製(925)1897年、ヴィクトリアンロココスタイルのチェイシング(ノミとハンマーによる、手作業の彫刻技法)、透かし細工ががとてもすてきなシェル型のボンボンディッシュをご紹介いたします。
アセイオフィス:シェフィールド
制作年:1897年
製作者:Atkins Brothers その当時の責任者、Henry Atkin のイニシャルがあります。
メーカーはAtkin Brothers. 1750年代にまでさかのぼれる、シェフィールドの
イギリスを代表するシルバースミスのひとつです。
イギリスのシルバースミスは、イギリスが一番繁栄していた、ビクトリア時代に創業したところが多いのですが、18世紀から続いている老舗は、中産階級の人々が富を得るようになる前、銀製品を所有することが王侯貴族と大金持ちの特権であった時代から、彼らのためのシルバースミスだったのです。
特にこのAtkin Brothersは質の高い職人がいることで有名でした。それは彫刻だけでなく、このお品の美しいフォルム、純銀の板をたわめながら完璧なシェルの形に形成するなど、金属工芸としての技術の高さに見てとれます。
この貝のディッシュはヴィクトリア時代後期にAtkins Brothers が出していたシリーズでいろいろなサイズが現存しています。これと全く同じデザインのフルサイズのものを扱ったことがありますが、これは縦の長さが15cmくらいの小さ目なものですが、彫刻などはフルサイズのものと全く変わらず、丁寧に手彫りされています。
縦溝の入った脚部も大きいものをそのまま小さいサイズにしてあり、手が込んでいます。
近年になって、プロの磨き出しをしたと思われ、数mm程度の小キズは数か所ございますものの、目立つキズなどなく、スレ跡も少ない、エクセレントコンディション。
こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(YouTube画面にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)
こちらの商品はイギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です
サイズ
長さ:約15.2cm(一番長いところ)
幅::約13.3cm
高さ:約3.7cm(一番高いところ)
重さ:約94g