アンティークシルバー、アンティーク銀器、純銀製(925) 1868年ヴィクトリア時代中期 金鍍金 花模様の透かし細工 シュガーシフタースプーンをご紹介いたします。
アセイオフィス:ロンドン
制作年:1868年
製作者:Henry Holland
メーカーは典型的なロンドンの工房系のシルバースミスです。大きな工場系の経営ではなく、何人かのシルバースミスとパートナーを組んで、息子たちに継がせることで代替わりしています。こういった、ロンドンの工房系のシルバースミスがロンドンの貴族、王族たちのシルバーウェアづくりを担っていました。
シュガーシフタースプーンは砂糖をこしてデザートや果物にかけるためのものです。
ヴィクトリア時代には砂糖は塊で売っていたものを石うすでつぶし、粉状にしてから使っていましたが、手作業でやるものなのでどうしても小さな粒が残る場合があったため、デザートや果物に粉状の砂糖を使う場合は、このシュガーシフタースプーンでさらにこしていました。
パンケーキやフレンチトーストなどに均一にお砂糖や粉砂糖をかけるのにもとても重宝します。
手彫り彫刻でシールドと花模様が施されたハンドルに、ボウル部分はシンメトリーの花模様が丁寧にハンドカットされています。
よく見ると花びらと葉を立体的に見せる彫刻も施されており、手作業で時間を掛けて造られたものだということがわかります。透かし細工の周りの線状の模様も美しく均等に手彫りされています。
ハンドルもお花や葉模様の真ん中を深めに彫ることで縁に立体感を出したり、、バックグラウンドに点々を入れてテクスチャーを変える技法を使ってかなり手の込んだ彫刻となっています。
目立ったキズやスレなどないエクセレントコンディションで、内側のギルディングも綺麗に残っています。
こちらの商品はイギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です。
サイズ
長さ:約12cm
重さ:約20g




