アンティークシルバー、アンティーク銀器、シルバープレート製 特級 1859年 エルキントン制作 可憐なお花の摘み お花の彫刻ティー3点セットをご紹介いたします。
エルキントンは1839年に現代の銀メッキ製法電気メッキを発見し、1840年代に世界で初めて電気メッキ製法を商品化したシルバースミスです。
元からものすごく高い技術を持ったシルバースミスでしたが、電気メッキによるシルバープレートの商品化には並みならる情熱を注いでおり、シルバープレートでも全く同じくクオリティーで銀器を作ることができるのだ、と言わんばかりに同社の純銀器と全く同じデザインのものをシルバープレートで制作していました。
このティーセットも全く同じデザインのティーセットがエルキントンの純銀器にあります。実は、当店でその同じデザインの純銀ティーセットをかつて販売したことがございます。
時の女王、ヴィクトリア女王もイギリスの王室のすべての純銀器のシルバープレートコピーをこのエルキントンに制作させていたのは有名な話です。 今でもそのコピーはウィンザー城で見ることができます。
エルキントンはシルバープレート製品にも独自のデートレターをつけ、純銀製品と同じように制作年をわかるようにしており、そのデートレターから、このお品は1859年に制作されたことがわかります。
シルバープレートの地金であるニッケルシルバーは柔らかい純銀器と違いかなり硬く、このようにひだのある洋ナシ型を作るのは相当技術がいることだそうです。また、チェイシングと呼ばれる打ち出し彫刻も純銀器に比べると大変難しいのですが、お花は、花弁の膨らんでいる部分を膨らませ、中心はへこませる、葉は真ん中の部分を膨らませ、はねている葉先はへこませるなど、純銀のものとほぼ同じ、立体的で非常に動きのある、彫刻になっています。
摘みは、お約束のお花の摘み。鋳金細工で作られたこの摘みも作りがとても凝っています。
このティーセットは、The Tea Set と呼びたいくらい、私がパーフェクトと思える条件をすべて兼ねそろえています。
写真を撮ったときは純銀のかけ直しをしていない状態でしたが、今現在は、純銀かけ直し、クリームジャグとシュガーポットの内側にギルディング(金彩)をかけております。写真をご覧になりたい方はご連絡ください。
ティーポットのハンドルの下部分の断熱材には少々の隙間がありますが、ハンドルはしっかりしており、ゆるみは全く見られません。蓋はほんのちょっと左右に動きますが、蝶番はしっかりしており、蓋もきちんとしまりますのでご使用に問題はございません。
こちらの商品はイギリスよりの国際宅配便送料が無料となります。
こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(YouTubeにてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)
サイズ
ティーポット
幅 約24cm(注ぎ口から取っ手の一番広いところまで)
奥行 約15.5cm(最大値)
高さ 約20cm (ふたの摘みのトップまで)
容量 約950ml
重さ 約858g
ミルクジャグ
幅 約12cm(注ぎ口からハンドルの端の一番広いところのまで)
奥行 約10cm
高さ 約15cm(ハンドルの一番高いところ)
重さ 約318g
シュガーポット
幅 約18cm(一番広いところ)
直径 約8.9cm
奥行 約13.8cm(最大値)
高さ 約14.8cm(ハンドルの一番高いところ)
重さ 約514g