アールヌーボー風のデザインが素敵なシュガーシフタースプーンをご紹介いたします。
ヴィクトリア時代、砂糖は煮たものを棒状に固めたものを売っていました。
お店ではそれを必要に応じて砕いて売っていたのです。
専用のシュガーニッパーというものがあり、アンティークフェアなどで
今でもたまに見ることができます。
その砕いた砂糖は、まだ、そのままでは紅茶などに入れることはできませんので、
メイドが砂糖をすり鉢で擦って粉状ににしてシュガーポットに入れて出していたのです。
それでも、まだ、大きい粒のものが残っていたのでしょうかね。
果物などに振りかけるときはこのようなシュガーシフタースプーンを使っていたそうです。
当時は果物もまだ、すっぱいものが多かったのでしょうね。
たまにはこんなスプーンでグレープフルーツなどにお砂糖を振りかけてみたり、
粉砂糖を振りかけるのにもぴったりです。
メーカーは、ヴィクトリア時代の有名なシルバースミス、James Dixson & Sons のもので、 1890年代から1900年ごろのものと思われます。
柄の花びら模様の近くに1本ぐるりと入ったキズがございます。それ以外はシルバープレートのロスもなく、とても良い状態です。
サイズ
長さ:13.5cm
重さ:19g
こちらの商品はイギリスからの普通航空郵送料が500円となります。