アンティークシルバー、アンティーク銀器、純銀製 (925) 1868年 ロバートへネル3世制作 激レア薔薇の摘み ヴィクトリアンロココの打ち出し彫刻が見事なティーポットをご紹介いたします。
アセイオフィス:ロンドン
制作年:1865年
制作者:Robert Hennell III
1728年創業、ジョージアンからヴィクトリア時代にかけてロンドンのトップシルバースミスのひとつでした。今も宝飾店Hennell of Bond Street としてその名を残しています。
こちらのお品は典型的なヴィクトリアンロココスタイルのティーポットで、テクスチャーを変えるために細かく手彫り彫刻されたうろこ模様をバックグラウンドに薔薇、お花、葉模様が丁寧にチェイシングと呼ばれるのみとハンマーを使った凹凸のある、打ち出し彫刻で表現されています。注ぎ口のあるスパウトは鋳金細工のスクロール装飾、アカンサスの葉模様、ビーズ装飾でハンドルは白鳥の羽、またはアカンサスの葉模様の鋳金細工でできています。
ティーポットの摘みは薔薇の花と葉模様で、今までたくさんの純銀ティーポットを見てきていますが、薔薇の花の摘みはほとんど見たことがありません。非常に珍しいです。アカンサスの葉がポットの内側に迫り出した、カールアップした脚部もとても素敵です。
近年になってプロのシルバースミスによる磨き出しを行っておリマス。ほとんどスレもないとても綺麗な状態ですが、ファイヤーステインと呼ばれる、修理などに使われる熱とスターリングシルバーに含まれる、銅が化学変化を起こしシミが起こるもので、ポットの下の部分、がメインに起きており、他の部分はよくよく見ないとわからない状態ですが、このシミをなるべく綺麗に取ってから発送させていただきます。
こちらの商品は、イギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です。
こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(YouTube画面にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)この動画は縦型となってしまい、お見苦しいのお許しください。
ティーポット
幅: 約 24cm(注ぎ口の先からハンドルの一番広いところまで)
奥行:約 16.5cm(最大値)
高さ:約 18cm(摘みのトップまで)
重さ:約 728g
容量:1.1ℓ(8分目)