アンティークシルバー、アンティーク銀器、純銀製(925)パーシャルギルディング(部分金メッキ) 1874年製 ローマンバカナリアンデザインのデザートサービングスプーン4本セットです。
ローマンバカナリアンとは、ローマ時代のワインと豊穣の神、バッカスを讃える饗宴バッカナリアをデーマにしたデザインや芸術を指します。バッカナリアではしばしば享楽的な雰囲気、宴、ダンス、音楽を楽しむ姿が描写され、バッカスが喜ぶだろうと思われるような饗宴の様子を描いたモチーフとなっています。このお品の表のモチーフには、葡萄の実と葉模様、猛獣を押さえつけるバッカス、および彼に仕えるメナードと呼ばれる女性たち、テュルソスをもつ女性と横たわる女性が描かれています。裏面にはワインの壺、松ぼっくりとリボンがついた杖はテュルソスと呼ばれる、メナードが持つ杖、花のバスケット、スプーンとの繋ぎ目はメナードと思われる女性の顔の像で飾られています。
モチーフは鋳手作りの金細工で作られており、全体的にギルディング(金彩)されいますが、パーシャルギルディングという、モチーフの膨らみのある部分のみをギルディングしない技法を使っています。
とても古典的なデザインて、世界中のコレクターに人気があります。
とてもしっかりした肉厚の純銀を使った、重量感のある非常にハイクオリティのお品です。
アセイオフィス:ロンドン
制作年:1874年
制作者:Henry John Lias & Sons
1791年まで遡れる、ロンドンのシルバースミス。上流階級向けの高品質のカトラリーを製造することで有名でした。そののち、いくつかの世代交代を経て、1909年に有名なシルバースミス、Weakely & Wheeler となる。
状態:裏側にほんの少々金彩が薄れているところがありますが、目立たないと思います。それ以外はほんの少々の磨きキズ、使用のスレ程度のエクセレントコンディション。
写真はございませんが、オリジナルと思われる、革貼りのケースがついています。紫のベルベットとシルクで内張してあります。ケースの裏側にヒビが入っていて、蓋の留め金が壊れていて蓋がしっかり閉まりませんが、まだ、箱自体はしっかりして、ケースとして十分役立ちます。
この商品はイギリスからの追跡付き、航空郵送料が無料です。
サイズ
長さ:約23cm
重さ:380g(4本の長さ)