打ち出し彫刻の美しいローズボウルを見つけましたので、ご紹介いたします。彫刻の美しいローズボウルをずいぶん長いこと探していたのですが、なかなか見つからず、苦労していました。1か月ほど前に見つかって、お店に出せたのですが、それ以降、探しても探してもあるのはプレーンなローズボウルばかり。
この間、久しぶりに知り合いのアンティーク銀器ショップに寄せてもらった時、お店の端っこにつくねてあるのを見つけてしまいました。
ヴィクトリア時代後期ごろのもので、手作業による、とても細かいスクロールとお花のチェイシング(ノミとハンマーによる打ち出し彫刻)がフロント部分をのぞいて全面的に施されています。
メーカーの刻印はありませんが、EPNSの刻印があります。EPNSはElectoroplated Nickel Silver の略で、ニッケルシルバーという、銅をメインとした合金に電気メッキ製法で、シルバープレートされているものです。
状態は、純銀のかけなおしは行っていないと思いますが、もとからとてもコンディションの良いものです。ボウルの内側に2か所、2mm程度と1mm程度のシルバープレートのロスがございます。また、淵の部分1か所に線状のキズがあります。写真でお確かめください。これらのことを踏まえましても、ほかには特出すべきコンディションは特になく、100年以上経ているお品としては、とても状態のよい、エクセレントコンディションです。
なかなか手に入らない、美しい彫刻のローズボウル。
ぜひこの機会にあなたのコレクションに加えてください。
サイズ
直径: 約23.5cm
ベース直径: 約13.6cm
高さ:約13.7cm
重さ:約 608g
こちらのお品はイギリスからの書留航空郵送料が無料です。