英国のティーカップ好きの方ならご存知かと思いますが、とても有名なシェリー窯の前身であるワイルマンの、とてもポピュラーなデインティーシリーズのトリオをご紹介いたします。
こちらのパーターン名はないようですが、薄いブルーを背景に、野薔薇と春の草花がデザインされた、とても可憐なトリオです。
イギリスの磁器には、このようにお花のパターンがものすごく多く、「イギリスの春はお花がきれいなんでしょうね。」とお客様に言われることがあるのですが、イギリスはお天気が良い日はとても少なく、この花がのシーズン、5月から6月ごろですが、をとても楽しみにしていたんだと思います。暗い冬を少しでも明るい気持ちになるように夏の美しい花を食器のパターンとして使っていたのだと思います。
こちらのトリオも、イギリスの薄い青空(なぜかイギリスの空はこんな色のことが多いです)を背景に、お庭の草花を配したような、とてもかわいらしいデザインです。
こちらのお品は1896年のレジストレーションナンバーがあり、デインティーが発表されたのが、1890年ごろですので、ちょうど、その頃、ヴィクトリア時代後期のお品です。
117年の時を経ているとは思えない、エクセレントコンディション。
ハンドルの金彩に少し薄くなっているところがございますが、縁取りの金彩は、カップ、ソーサー、サイドプレーとともにきれいに残っています。 お皿の表面もほんの少しのスレがある程度。
とても小さな窯キズがカップ、ソーサー、サイドプレートそれぞれにございます。また、サイドプレートは絵の具のとんだあとが1か所あります。
銀製品はメタルですので、ヴィクトリア時代のものでも、今でも現存することにそんなに疑問は感じませんが、ティーカップはヴィクトリア時代からのものが、今でもきれいに残っていることに、とてもロマンを感じてしまいます。
いったいどんな方が、どんな風にティータイムを楽しんでいらしたのか。
ヴィクトリア時代の銀器とともに、この素敵なヴィクトリア時代のトリオセットをあなたのコレクションに加えてください。
サイズ
カップの口径:約8.5cm
高さ :約5.9cm
ソーサーの直径 :約14cm
サイドプレートの直径約18cm
こちらの商品はイギリスからの保険付き書留航空郵送料が無料です。