イギリスのアンティークフェアやマーケットなどではなかなか見ることのない、宝石箱のように美しいヴィクトリア時代のディッシュを見つけましたので、ご紹介させていただきます。
こちらは蓋付きですので、バターディッシュになると思います。カーブした透かし細工がため息が出るほど美しい逸品です。
蓋にも細かいピアッシングが施され、真ん中にはとても美しい、お花の摘みがアクセントになっています。こういった、ピアッシングはこの時代、すべて手作業で、ハンドカットされています。
猫脚の装飾もとってもエレガント。
メーカーはヴィクトリア時代を代表するシルバースミスの一つ、James Dixson です。私のお店でも、今までに何点かご紹介させていただいておりますが、丁寧な仕事と、装飾の美しさでは抜きんでているメーカーだと思います。
このお品はヴィクトリア時代後期のものだと思っています。
状態は全体に純銀のかけなおしをしておりますので、とても美しいエクセレントコンディションです。
蓋のふちに昔のキズがあった小さい部分に銀が乗り切らなかった部分が少々ございます。 内側にグラスで擦れてしまったと思う、プレートのロスが帯状にあります。内側ですので、全く目立ちません。
2mm程度一つの脚が浮く、がたが少々あります。
フロストグラス(曇りガラス)は多分、こちらのお品に合わせて、近年になって手作りで誂えたものだと思います。欠け、割れ、ヒビのない、エクセレントコンディションです。
本来はバターディッシュですが、美しすぎて、バターディッシュに使うのはもったいないかもしれませんね。チョコレートなどを入れてボンボンディッシュとして、大きめですので、手作りのクッキーなどを入れてもいいかもしれません。
いずれにしても、とても存在感のあるディッシュですので、あなたの食卓やドレッシングテーブルを美しく彩ってくれることでしょう。
同じようなディッシュはなかなか出てこないと思います。ぜひこの機会にどうぞ。
サイズ
直径 約16cm
グラスの高さ 約3cm
高さ〈淵まで) 約6cm
高さ(蓋の摘みの上まで) 約9.5cm
こちらの商品はイギリスからの書留国際郵便料が無料です。