The Victorian Tea Room のホームページバナーにも使われている、ヴィクトリア時代の大変美しい、ティー、コーヒー4点セットをご紹介いたします。
こちらのセットはティーポット、コーヒーポット、ミルクジャグ、シュガーポットの4点です。
ハンドチェイシング（手作業による、打ち出し彫刻）が見事です。
ハンドチェイシングとは、ノミとハンマーによる手作業の彫刻技法のひとつで、平坦になりがちなシルバーにダイナミックな立体感を与え、また、面が増えることによって、シルバーにすばらしい輝きをもたらします。銀のロココスタイルやこのセットのように薔薇の花などの彫刻に立体感を与えるには無くてはならない技法です。
とても優雅で華やかな、薔薇とお花の彫刻が美しいデザインです。貴婦人方のアフタヌーンティーにでも使われていたようなデザインですね。写真でもご覧いただけるように、透かし細工の大変優美な脚がそれぞれの本体を支えています。
そして二つのポットのトップの摘みは当時非常にエキゾチックで高価だったメロン型でこの当時の流行の摘みです。また、美しいカーブを持ったハンドルの断熱材は象牙、またはボーン材のものとなります。
メーカーはの刻印はございませんが、デザインや、つくりなどからヴィクトリア時代後期のものだと思っております。
およそ1２０年程前に作られたお品と思いますが、最近、アンティーク専門のシルバースミスよって全体にシルバーのかけなおしと、修理が行われております。ミルクジャグに小さな穴がありましたものを接いで、ご使用にはまったく問題のないようにしております。修理の跡が少々ございますので写真でお確かめください。ハンドルのの一番下の部分ですので、目立つ場所ではございません。
全体にシルバーのかけ直しをしておりますので、すばらしい、エクセレントコンディションです。ポットの中も、できうる限りプロの手によって掃除をしてあります。
写真ではシュガーポットやティーポットの中に傷があるように見えますが、キズ跡の影によるもので、シルバーでほとんどのものがカバーされています。（カバーしきれなかったものもあります）
ただ、元からあるキズは、カバーされても、キズがあった跡は見えますので、あくまでアンティークとしてのコンディションであることをご理解ください。
ティーポット、コーヒーポット、シュガー、とも、表面には1，2のヘアラインキズや小さいキズ跡程度で、後はほとんどキズのない、美しい状態です。ミルクジャグも修理をしたところ意外はほとんどキズのない、きれいな状態です。
ポットの容量はティーポットが約1リットル（普通のティーカップ6杯程度）、コーヒーが約1.5リットル（同10杯程度）ほど入りますので、お客様の多いご家庭、またはご自宅でお教室などをされている方の生徒さんとのティータイムにも対応できます。
非常にデコラティヴなデザインですので、このセットがあるだけで、テーブルが、とても華やかになること請け合いです。
シュガーポットは、お砂糖が、貴重で、お客様にたくさんお出しするのが良しとされていた時代のものですので、かなり大きめです。テーブルのセンターにローズボールとして使われても、良い大きさかと思います。
イギリスでもこのようにすてきなティー、コーヒーセットは、なかなか見つからなくなっています。ぜひ、この機会にこのエレガントで華やかなセットををあなたのコレクションに加えてください。お客様をおもてなしするのにぴったりのセットです。またアンティークのディスプレイとしてもすばらしいものです。
サイズ
ティーポット
幅 約28ｃｍ（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
高さ 約16ｃｍ（蓋のつまみのトップまで）
容量 約1.0リットル
重さ 約624g
コーヒーポット
幅 約26.5cm（注ぎ口からとっての一番広いところまで）
高さ 約26.5cm（蓋のつまみのトップまで）
重さ 約918ｇ
シュガーポット
幅 約23ｃｍ（取っ手の端から端まで）
高さ 約13ｃｍ
重さ 約401ｇ
クリーマー
幅 約13ｃｍ（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
高さ 約15ｃｍ
重さ 約291ｇ
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