一目見たときから、「手に入れなければいけない」 と感じてしまったお品です。
非常に高い技術をもって作られた、アールヌーボーデザインのケーキ、またはフィッシュサーバーをご紹介いたします。
こちらのお品のメーカーは、Philip Ashberry & Sons シェフィールドでヴィクトリア時代前期に創業したシルバースミスで、現在では名前はなくなってしまったものの、他のシルバースミスの一部門としていまだに活躍しているとのことです。200年近くの歴史のあるシルバースミスはなかなか無いと思います。
非常に凝ったサーバーです。ブレード部分には非常に丁寧な透かしが入れられ、葉のモチーフには細かいブライトカットが入れられて、エングレービング(通常の切り出し彫刻)ながら、とても立体感のあるモチーフに仕上がっています。葉の一つ一つの模様も細かく、非常に明確で、とても高い技術を持った職人による仕事です。ナイフは裏側にも葉模様の彫刻があります。フォークは表側はナイフと同じ葉模様の彫刻がありますが、裏側にはありません。
特出すべきはブレードとハンドルをつなぐ、フェレール、およびハンドルのキャップ部分のデザインが、アールヌーボーのものであること。アールヌーボーはイギリスではアーツアンドクラフツと呼ばれ、同じ時期に同じコンセプトの芸術活動がヨーロッパで湧き起っていたわけですが、やはり、デザインは各国で、少しづつ違っていました。フランスのアールヌーボーとイギリスのアーツアンドクラフツはやはり、雰囲気が違うのですが、このお品は、イギリス製のものながら、完璧なアールヌーボーのデザインになっています。非常に美しいデザインのフェルールとハンドルキャップです。
白蝶貝もとても大ぶりな厚みのある貝を惜しげもなく、使っており、当時そのままの光沢は素晴らしいものです。
少々の磨きキズはございますものの、ほとんど使われた形跡はありません。もちろん、プレートのはがれや目立つキズなどのないエクセレントコンディション。
このような、非常にレベルの高いサーバーには久しぶりに出会いました。
彫刻、透かしが細かくレベルが高い。
フェルール、ハンドルキャップのデザインがイギリス製としては非常に珍しいrヌーボーデザイン、かつ、デザインが美しい。
白蝶貝ハンドルの質も高く、非常に美しい光沢を保っている。
ここまで、そろっているサーバーは、めったにありません。この機会にぜひ、あなたの宝物にしてください。
これからのお客様をお招記する機会が増える季節に、いろいろなシーンで活躍してくれるアイテムです。
オリジナルの共箱がついています。
この商品はイギリスからの保険付き書留航空郵便が無料です。
サイズ
ナイフ
長さ: 約30.5cm
重さ:約156g
フォーク
長さ:約22.5cm
重さ:約107g