ヴィクトリア時代、お花のデザインがとてもかわいらしい、はンドカットグラス、ダブルジャムディッシュをご紹介いたします。
メーカーはLee & Wigfull シェフィールドのシルバースミスです。1899年に株式会社になっており、それ以降の作品にはLtd.のマークがありますが、このお品にはないので、1899年以前の作品だと思っています。
フレームは、ビクトリア時代のシルバープレート品によくある、ねじ止めが使われています。また3つ付いているお花もねじ止めで、ひとつずつ外せるようになっています。はんだ付けしてしまったほうが楽そうなのにと思うのですが、きっと、意味のあることなのでしょうね。
フレーム部分のお花と葉っぱの装飾がとてもかわいらしいディッシュで、カットのたくさん入ったグラスを乗せると銀に反射してとても美しいものです。ヴィクトリア時代は、まだ電燈がなく、ガスやオイルランプなどで、部屋を照らしていたので、夜はとても暗かったと思いますが、こういった、銀器やクラスなど反射させて、明るくする知恵でもあったのでしょう。
こちらのお品は、近年になって純銀をかけなおしていると思います。ディッシュが乗る面も鏡面状態ですが、少々のスレ、また、1mm程度の小さい部分で、銀がかかりきらなかったところが1,2か所ございますが、とても小さく、目立つものではありません。裏にも 1か所、昔のキズがあった2mm程度の部分に銀がかかりきらなかったところがございます。
グラスは、それぞれ四隅の三か所程度に縁の部分に肉眼では見えにくい、触って分かるくらいの小さなカケがあります。写真を撮ってみましたが、ほとんど、写りませんでした。これらのカケは将来的にヒビや割れにつながるものではありません。
100年以上を経たアンティークとして、素晴らしいエクセレントコンディションです。
違う種類のジャムを入れたり、バターとジャム、またはスコーン用に、ジャムとクリーム、または、カレーなどの薬味入れにも使ったら、楽しいですね。いろいろ、使いまわしがききそうです。
サイズ
シルバープレートベース
幅:約24cm
奥行:約14cm
高さ:約2.6cm(ベースまで)
約15.5cm(ハンドルの一番高いところまで)
グラス
約 9.5cm四方
高さ:約3cm
総重量:約1kg
こちらのお品はイギリスからの保険、追跡付航空郵送料が含まれています。