ジョージアン後期からビクトリア時代初期のボーダーと、手彫り彫刻がとても美しい、サルヴァをご紹介いたします。直径25cm、ものを乗せられる部分の直径13.5cmほどのミドルサイズのサルヴァです。
こちらのお品は1830年代から1840年代ごろのものと思われます。
ボーダーにはとても細かい貝やスクロールのモチーフがあしらわれ、サルヴァの表面はフラットチェイシングという、彫刻を立体的にしない、打ち出し彫刻で、スクロール、花葉が全体的に華やかに組み合わされ、いかにもジョージアン後期からヴィクトリア時代初期のゴージャスなデザインになっています。
当時の技術を駆使した、工芸品と呼びたい逸品です。
こちらのお品はエレクトロプレート、電気鍍金が発明される前のオールドシェーフィールドという、メッキ技法で作られています。 オールドシェフィールドの技法は銅版に
を薄い銀の板で挟み溶解させて銀板に仕上げたものです。
とても200年近く経ているものとは思えない、とても良い状態です。盆面にはほとんどキズらしいキズはございません。鋳金のボーダーの下、盆面との間部分に、溝部分のところに硫化による黒ずみがたまっているところが数箇所ございますが、できるだけきれいにしましたが、傷がつく恐れがあるため、無理に黒ずみを全部取り除くことはしておりません。
こちらのお品はオールドシェフィールドプレートの上にエレクトロプレートで純銀のかけなおしをしています。目立つキズなどもない、エクセレントコンディションです。
サルヴァはこのお品のように脚付きのものが多く、脚のデザインも凝ったものが多いです。こちらのお品もとてもエレガントなデザインの脚です。
現代では、ティーポットスタンドにしたり、小さなお茶の道具を乗せたりしても素敵ですし、お菓子やカナッペなどをそのまま乗せて、お客様にお出ししてもしゃれています。
アンティークとしてのコレクションのとして、素晴らしいものですし、あなたの食卓をあでやかに彩ってくれること間違いなしの一品です。
サイズ
直径約25cm
盆面の直径約13.5cm
重さ 約571kg
こちらの商品はイギリスからの配達記録保険付き航空郵送料が無料となっています。