ヴィクトリア時代中期1867年作の薔薇の手彫り彫刻が美しいパイサーバーをご紹介いたします。
このお品には1843年から1883年までの40年間のデザイン登録を表す、ダイヤモンドレジストレーションマークがついており、それを解読するとこのお品は1867年7月4日にデザイン登録されていることがわかります。
登録日と制作日は同じということですので、この日にこのお品が作られたことになります。ダイヤモンドレジストレーションマークは、古いお品についているものなので、長年の磨きで、薄くなって解読できないことが多いのですが、こちらのお品は使用頻度が少なかったようで、マークがきれいに残っています。
メーカーはJames Dixon & Sons 1806年から1930年ごろまで100年以上にわたって活躍していたシェフィールドを代表するシルバースミスの一つです。
イギリスで今見つけられるパイサーバーは現代のものか、古くても40年代から50年代のものが多いのですが、こんなに古い時代のパイサーバーは非常に珍しく、私は初めて手に入れました。
サービング部分に美しい彫刻の入っているものはイギリス製ではほとんどないと思っていましたので、このサーバーを見つけたときは小躍りしてしまいました。
ハンドルにも美しい装飾があり、隅々まで丁寧に手作りされたこのサーバーはもう、工芸品と呼べる素晴らしさです。 合金もとても良質なものを使っており、手にしっとりとなじむ重厚感があります。
150年違い歳月を経ているとは思われない、少々の使用キズ、磨きキズ程度のエクセレントコンディション。
こちらのお品は純銀のかけなおしを施していない、オリジナルコンディションです。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付航空郵送料が商品代金に含まれております。
サイズ
長さ:約24cm
重さ:106g