シルバープレートのお皿にとてもきれいな透かし細工の入った、アフタヌーンティー用の3段ケーキスタンドをご紹介いたします。
シルバープレートの銀製品を集めるようになって5年、オークションなどに出すようになってから3年程がたちますが、ここまで美しいアフタヌーンティー用のケーキスタンドは見たことがありません。
ケーキスタンドは陶器のお皿を入れるようになっているものも多く、フレームだけ売っていることも普通です。また、シルバープレートのお皿がついていても、キズが多かったり、3枚そろっていなかったりと、なかなかご紹介できるようなものにめぐり合えませんでした。
しかし、こちらのお品は、フレームの形も上品で、、その上に乗ったシルバープレートの、透かし細工入りのプレートの気品のある美しさといったら!完璧ともいえるバランスの良い透かしの分量と、曇りがまったく見られない鏡面に輝く美しいお皿。一目見てこれは手に入れなければいけないと思いました。
それもそのはず、お皿のメーカーは電気めっきの発明者であるElkington & Co.
シルバープレートの歴史でもっとも重要な役割を果たしたシルバースミスです。1836年に創業したこのメーカーは1840年に現在でも使われている電気めっき製法を開発し、1851年の大英博覧会で全世界から脚光を浴びることになります。もちろん、ビクトリア女王の時代から王室御用達にも選ばれています。
シルバープレートのお品は通常は製昨年は刻印されていませんが、エルキントンは独自のデートレターを使っており、それによるとこのお品は1930年製作のものとなります。
フレームとお皿はメーカーが違うのはよくあることのようで、フレームのメーカーは
James Deakin & Sons. こちらもシェフィールドの1865年創業の非常に有名な老舗です。
こちらも同じ年代の製作と思われ、お皿とフレームはあわせではなく、Elkingtonのために、James Deakin がフレームを製作したもののようです。
状態は、お皿はたぶん、未使用ではないかと思われるほど、キズがほとんどない、ミントに近い状態のものです。
フレームは数箇所、多少のスレがございますが、全体的にはエクセレントだと思います。
デザインがここまで美しく、また、状態もここまで良いものは80年以上を経過しているものではまず、出てこないと思います。
ぜひこの機会にあなたのコレクションに加えてください。
サイズ
フレーム(お皿を入れていない状態)
幅 約22.5cm
奥行き 約13cm
高さ 約40cm
お皿
直径 約20.1cm
内側の直径 約15cm
重さ 約1.4kg