ヴィクトリア時代中期から後期にかけてのものと思われる、装飾のとても豪華なボンボンディッシュをご紹介いたします。
ひと月ほど前にご紹介したボンボンディッシュにとてもよく似たデザインのものですが、サイズが一回り小さく丸形のものです。蓋、ハンドル、脚部はデザインが違います。
フルーツのリボンガーランドが素敵です。左右のハンドルは白鳥の羽根とスクロールの組み合わせ、ふたはエンジンターニング加工をした上に素敵な模様のチェイシングが飾られています。
典型的なヴィクトリア時代のバスケット(透かし細工で、グラスのボウルが入るようになっているものをバスケットと呼びます)の作り方をしています。丁寧にハンドカットされたピアッシングは小さなディスクのようなものをつないだベースにはんだ付けされています。 見ただけで、どうやって作ったのかわかるような、手作り感の高いヴィクトリア時代の逸品です。
銀器は近年になって純銀をかけなおした、エクセレントコンディション。
グラスはどうもオリジナルのものではなく、合わせのものだと思いますが、ぴったりバスケットにあっており、違和感はありません。
クランベリーグラスと銀製品は相性が良く、お互いを一層豪華に見せてくれます。
割れ、カケ、ひびなどないエクセレントコンディション。
キャビネットのうえやサイドボードの上などに飾りたい、装飾性の高いディッシュです。
なかなか蓋つきの、このようなデザインのディッシュは市場に出回ってきません。
ぜひ、この機会にあなたのコレクションに加えてください。
サイズ
銀器
幅約18cm(取っ手の一番出ているところから反対側まで)
高さ:約9.5cm(取っ手のトップまで)
高さ:約13cm(ふたの摘みのトップまで)
ボウル
直径:約9.8cm(ボウルの内側)
高さ:約6cm
重さ:465g