1880年から1890年ごろと思われる、純銀製かと思われるような、非常に細かな彫刻が華麗な、シルバープレート ヴィクトリアンロココスタイルコーヒーポットをご紹介いたします。
有名な、ダウントンアビーのバイオレット夫人のコーヒータイムにも同じデザインのものが使われていますね。
ハンドチェイシング(ノミとハンマーを使った手作業の打ち出し彫刻)が見事です。
ヴィクトリアンロココの華麗さが好きで、よく探しているのですが、最近は見つけるのがすごく困難になってきました。(イギリスではルイスタイルの呼び名のほうが一般的です)
デザインはとても古典的で、ひとつひとつ丁寧に打ち出されたお花や、スクロールの彫刻が施され、注ぎ口には本来は鷲や、ギリシャ神話の神様などが描かれますが、こちらはスクロールと白鳥の羽根のモチーフです。ハンドルも白鳥の羽根のモチーフで飾られています。ポットの蓋の縁取りには華麗な貝をモチーフとしたスクロールがあしらわれ手います。断熱材は象牙です。
豪華な猫脚の脚部も彫刻が美しく、非常にしっかりとハンダ付けされており、全体的に老舗シルバースミスのとても丁寧な仕事ぶりがうかがえます。
シルバーメーカーはEdward Barnard & Sons シルバーを集めている方ならかならずきいたことのある、世界で最古の歴史を持つ、老舗シルバースミスです。1680年創業。
もちろん、王侯貴族御用達で、純銀をメインに作成していましたが、まれにこのようにシルバープレートのものが見つかります。 このお品は貴族の家紋が入っており、シルバープレートながら、良いおうちで使われていたことがわかります。
こちらのお品は最近になって純銀をかけなおしており、非常にすばらしい、エクセレントコンディションです。内側も大変美しい状態ですが、底に純銀がかかりきらなかった箇所がほんの少々あります。また、ほんの少々、気にならない程度のガタがございます。
こちらの商品はイギリスからのサインつき書留航空郵便送料が無料となります。
サイズ
幅 約23.5cm(注ぎ口から取っ手の一番広いところまで)
高さ 約26.2cm(蓋のつまみのトップまで)
容量 約1.2リットル
重さ 約934g