ヴィクトリア時代、鋳金細工でできたガドルーンとスクロールに、丁寧にハンドエングレーブ(手作業の切り出し彫刻)されたシンプルながらとても気品のあるハンドル付きトレイをご紹介いたします。
メーカーはJames Deakin & Sons 1866年代創業、1940年代まで活躍していた、シェフィールドを代表する非常に有名なシルバースミスの一つです。
トレイ中央の打ち出し彫刻がとてもエレガント。手で、ひとつづつ丁寧に彫刻されたものです。子の彫刻はトレイやサルヴァによくあるチェイシング彫刻(ノミとハンマーによる、打ち出し彫刻)ではなく、彫刻刀を使った切り出し彫刻によるものです。打ち出し彫刻のように丁寧に深く彫刻された装飾はとても存在感があります。
ボーダーのガドルーン装飾と、四隅の回とスクロールをモチーフにした装飾、非常に凝った鋳金細工のハンドルが、シンプルなトレイにアクセントを添え、気品のある雰囲気を醸し出しています。
こちらのお品は近年になって、純銀のかけなおしを施しています。その後についた、ほんの少々のすりキズ、もとからあったキズがかけなおした銀の下に見える箇所が少々ございますが、ヴィクトリア時代のものと思えないほどきれいな鏡面部分を保っています。
こちらの商品はイギリスからの追跡付航空郵送料が無料となっております。
サイズ
長さ:約40.5cm(ハンドルからハンドルまで;50cm)
奥行:約28cm
約2.5cm
重さ:約2kgs