ハンドチェイシングによる銀器の彫刻、 とても細かな、ハンドカットによるクリスタルグラスが美しい純銀製(スターリングシルバー925)/ クリスタルガラス クラレットジャグをご紹介いたします。
こちらのお品のメーカーは、William Hutton & Sons。
イギリスで最大の銀器生産地で、1800年から王室、貴族のために純銀器を作っていた非常に有名なシルバースミスです。
1908年の登録年マーク。
アセイオフィス(貴金属登録所)のマークはありませんが、登録年マークの形から、アセイオフィスはバーミンガムだということがわかります。
お花やスクロールのハンドチェイシング(ノミとハンマーを使った手作業による、打ち出し彫刻) がとても華やかで、細かくハンドカットされたクリスタルグラスのきらびやかさと相まって、とても美しいものです。
この時代のカットグラスは、現代の技術では到底かなわない、細かさと端正さが特徴です。
これは、もう、虫眼鏡で、じっくりと見ていただきたいですが、いろいろな技法を使って丁寧にひとつづづカットされたクリスタルグラスはため息が出るほど見事です。。
ジャグの底にも美しいカットが入り、光を当てるとキラキラと輝き、本当にいつまででも見ていられるほど美しいものです。
銀器とグラスというのは相性で、お互いがお互いを反射させて一層美しく見せます。この時代、エドウォーディアンというのは、まだ、電燈が貴族や大金持ちの家庭でも非常に少なかったころです。
キャンドルやオイルランプの光に照らされたこのクラレットジャグがどんな輝き方をしたのか、想像するだけでワクワクいたします。
形の美しいクラレットジャグは探すのが難しく、今までに3点ほどしかご紹介させていただいておりません。
状態 : 銀器には目立つようなキズはなく、鏡面部分は非常に美しい鏡面を保っています。グラス部分も細かくチェックいたしましたが、肉眼でわかるようなカケなどは見つかりません。もちろん、ヒビ、割れなどはありません。ジャグの内側などはガラスがかけていることが多いものですが、ここにもカケ、ヒビ、割れなどは一切ございません。とても大切に使われていたか、あまり使われないで、しまわれていたかだと思います。110年を経たアンティーク品とは信じられない、エクセレントコンディションです。
こちらのお品は普通のクラレットジャグと違い、丸みを帯びたタイプなので、水差しにもお使いいただけるか、と思います。
写真に写っているミニサルヴァ、ワイングラスなどは別売となります。
サイズ
高さ: 約25cm〈一番高いところまで。ふたの縁までは約23.5cm〉
幅: 約14.5cm (注ぎ口からハンドルまで)
重さ:1.4kg
こちらのお品はイギリスからの保険、追跡付航空郵送料が無料です。
この商品は実店舗でも同時販売されているもので、行き違いなどにより、販売済みとなってしまう場合がございます。ご了承いただければ幸いです。