ビクトリア時代、薔薇の摘み、ロココ風スクロールとお花のバスケットのチェイシング(ノミとハンマーによる、打ち出し彫刻技法)がとても美しい、ビスケットジャーをご紹介いたします。
メーカーの刻印はございませんが、つくりなどからこのお品は、このお品はヴィクトリア時代中期から後期にかけてのものだと思っています。
手彫刻によるチェイシング、フラットチェイシング(ノミとハンマーによる、打ち出し彫刻技法)による、ロココ風のスクロールとお花のバスケットの優美さ。全体的に華美になりすぎず、しかし気品のある仕上がりはさすがにヴィクトリア時代のものだと思います。
蝶番でつながる蓋部分は美しいフラットチェイシング技法(打ち出し彫刻でありながら、凹凸をほとんどつけない、エンガーヴメントに似せた技法)による意匠で飾られており、そのトップには珍しい、美しい薔薇の摘みがいっそう、エレガントな高級感を与えています。
近年になってから、全体に銀のかけなおしをしてあり、彫刻の内面もへこみやキズなどがほとんど見られない、すばらしいエクセレントコンディションです。内側もほとんどしみのない、とてもきれいな状態です。
120年を超えるアンティーク品です。銀のかけなおしがしてあっても、大変小さなプレートロスや、小キズが残っている場合がございます。
サイズ 直径約13.1cm
直径約17.5cm(ベース部分)
高さ約17.5cm(摘みまで)
重さ 約672g
サイズは大体の目安とお考えください。
この商品は送料無料となっております。