ヴィクトリアンロココのデザインのとっても華やかで美しい、コーヒーポットをご紹介いたします。
このポットの両面に施された美しい彫刻はチェイシングという技法で、すべて職人の手作業によるノミとハンマーを使った打ち出し彫刻です。また、アップの写真を見ていただけるとわかりますが、ものすごく細かい線を葉っぱやお花の彫刻に入れています。これも全て手作業ですが、この細かい線を入れることにより、面がたくさんできて、光が当たるときらきら光って高級感が増すと同時に、より、彫刻に立体感を与える効果がございます。当時の職人の質の高さがよくわかると思います。ふたにもかわいらしいお花の彫刻、トップの摘みもお花のようなかわいらしい形。 こちらの摘みは象牙です。ハンドルの断熱材も象牙となります。
このようなロココスタイルはリバイバルとして19世紀中ごろ1840年くらいから1870年ごろまでビクトリア時代初期、中期に非常に流行りました。
シルバープレートのものの場合、通常は製造年の刻印はございませんが、こちらのメーカー、Hawksworth, Eyre & Coのメーカーズマークが、リミテッドカンパニーになる前、
1873年以前のマークですので、それ以前のお品だと思います。
140年ほどを経たお品ですがシルバーを近年になってかけなおしており、
非常に良いコンディションです。かけなおしたシルバーの下にもキズ跡はほとんど見られず、彫刻のない部分もスムースでとてもきれいです。内側もきれいに掃除がしてあり、すぐにご使用いただける状態です。
残念なことにひとつの脚が3ミリほど浮き、ガタが見られます。これを考慮してお値段に反映させておりますが、このことにより、テーブルに置いたときにポットが不安定になることはございません。
この優美なコーヒーポットは、キャビネットに飾っても、食卓でお客様をおもてなししても、華やかな存在感をかもし出してくれるでしょう。もちろん、ティーポットとしてお使いになっても良いかと思います。
ぜひ、この機会にあなたのコレクションに加えてください。
サイズ
コーヒーポット
幅 約22.8cm(注ぎ口から取っ手の一番広いところまで)
高さ 約29cm (ふたの摘みのトップまで)
容量 約1.2リットル
重さ 約800g
こちらの商品は送料無料となります。