ビクトリア時代後期からエドウォーディアンにかけてのものと思われる、Mappin & Webb 社 トリプルデポジット シルバープレート サルヴァをご紹介いたします。
サルヴァとは持ち手の無いトレイの事を指します。
こちらのサルヴァは派手な美しさはありませんが、シンプルなボーダーの装飾、ビーズと透かし細工がかえってこのサルヴァを格調高いものにしています。さすがにマッピンアンドウェッブの仕事ですね。
サルヴァの中の彫刻はチェイシング(打ち出し彫刻)ではなく、エンガーヴメント。もちろん、手彫りです。中央の、シールドを中心とした、ブーケ、葉模様のスクロールに囲われ、さながら、紋章のようです。
周りには薔薇を中心にした花と当時とてもエキゾチックであっただろうと思われる果物のモチーフが交互に施され、この凛としたで美しいサルヴァにさらに気品を加えています。
重量が 約930gあり、これはかなり上質な合金、または銅をベースに使っていると思われます。
この商品は、銀のかけ直しをおこなっていない、オリジナルコンディションです。
少々の使用キズは見られますが、さすがはマッピンのトリプルデポジットです。マッピンのシルバープレートは、ただでさえ他社のシルバープレートの何十倍、という、厚いシルバーをかけていますが、このトリプルデポジットは、それの3倍量のシルバーをかけているというものです。
まったくシルバープレートのロスがない、とても良いコンディションです。100年以上前のマッピン&ウェッブ社のすばらしいシルバースミスとしての仕事をお楽しみください。
サルヴァはその昔、キッチンから食卓まで食べ物を運ぶのにも使われましたが、ワインや、食後のポートのビンやワイングラスを乗せてコースターのように使ったりもしました。
現代では、ティーポットスタンドにしたり、小さなお茶の道具を乗せたりしても素敵ですし、お菓子やカナッペなどをそのまま乗せて、大プレートとしてパーディーなどでお客様にお出ししてもしゃれています。
あなたの食卓をエレガントに演出してくれること間違いなしの一品です。
サイズ
直径31cm(最大値)
トレイの内側 約25.5cm(最大値)
重さ 約928g
こちらの商品は送料無料となっています。
サルヴァ以外に写真に写っているものは大きさの目安のためで、商品には含まれておりません。