ヴィクトリア時代、中期から後期のとってもゴージャスなデザインのトーストラックをご紹介いたします。
トーストラックは日本でなじみの無いものかもしれません。イギリス人はトーストをお皿にじかにおいてパンが湿気を帯びるのを嫌うため、トーストが重ならないように、トーストラックを使いました。イギリスでは今現在でも、高級ホテルやおしゃれなレストランの朝食にはトーストラックが使われることが多いようです。 トーストは斜めに半分に切って、三角になったものを乗せるのが決まりです。
メーカーズマークはございますが、メーカーを判明することはできませんでした。しかし、つくりや、メーカーズマークなどからこの時代のもので、間違いないと思います。
ベースの透かし細工と取っ手から、肩にかけての薔薇と果物の実、葉のデザインがとても素敵です。ベースの透かしもとても洗練されており、非常に高い技術で造られていることがわかります。
数あるトーストラックの中でもとても珍しい形で、かなり重厚に造られていることから、とてもお金持ち、または位の高いおうちから出たものだと思います。
コンディション:近年になって純銀のかけなおしが行なわれていますので、ほんの少々のスクラッチがかけなおした銀の下に見える程度のエクセレントコンディションです。
ただ、ひとつの脚が若干浮いて(3mm程度)少々ガタがございますのでお値段に反映させていただきました。
トーストラックの間隔が約1.5cm程度ですので、8枚切りのトーストがぎりぎり入るかな、という感じです。イギリスでは日本でいう、サンドイッチ用の厚さが通常のトーストの厚さですので、これで、十分ゆったりなんですね。 たまにはイギリス風にカリカリトーストにマーマレード、といった朝食はいかがでしょうか?イギリス淑女の朝食の雰囲気が味わえると思います。
日本では、トーストラックとしての使い方のほかに、レターラックや、ナプキンホルダーとしてもお使いになれるか、と思います。
英国のトーストラックはループのみの、シンプルなものが多く、こういうデザインのものはなかなか見つかりません。
ぜひ、この機会にあなたのコレクションに加えてください。
こちらの商品はイギリスからの保険付き書留航空郵送料が無料です。
サイズ
幅 約21.3cm
奥行き(最大幅) 約13.2cm
高さ 約17cm
重さ 約476g