ヴィクトリア時代中期、1850年代ごろのものと思われる、オールドシェフィールドプレートのサルヴァをご紹介いたします。
オールドシェフィールドプレートは、1740年代に発明された、 銅板をアルミフォイル状の銀の薄い板でサンドイッチ状に挟み、溶接したメッキ製法で、電気メッキ製法が発明される前は、このオールドシェフィールドプレートがシルバープレートのメインでした。
メーカーの刻印はありません。このころのオールドシェフィールドプレートは純銀製品のまがい物として見られていたこともあり、純銀器を作っていたシルバースミスが自分の名前を隠して作っていたものだからです。
まがい物といっても、作り方はほぼ、純銀製品と同じ作り方で、この時代のものはまだまだ、ほとんどが手造り、彫刻もほとんどすべてが手彫りです。イギリスでは このオールドシェフィールドプレートはコレクターアイテムで、値段も高めです。
こちらのサルヴァは直径12インチ、約30cmで、内径が約23cmほどです。通常のティー3点セットが乗る程度の大きさです。
このお品は近年になって純銀のかけ直しを電気メッキ製法でしております。少々のスレはございますが、目立つキズやシルバープレートのはがれなどない、エクセレントコンディション。
彫刻のない部分は(表側)鏡面状態を保っております。真ん中の鏡面部分は、イニシャルや家紋を入れる部分ですが、制作当時、オールドシェフィールドプレートの上からイニシャルを刻印すると下の銅板が露出する危険があったため、その部分に円形の銀板を一枚入れています。その跡が今でも角度によってご覧になれます。
こちらの商品はイギリスからの追跡保険付き国際郵送料が無料です。
サイズ
直径 約30cm(最大値)
内径 約23cm(最大値)
高さ 約3cm
重さ: 約969g
商品はトレイのみです。 写真に写っているほかのものは大きさの目安のためで、商品には含まれません。