ヴィクトリア時代後期のものと思われる、ロカイユ装飾ボーダー、フラットチェイシング* が見事な31cmのサルヴァをご紹介いたします。
サルヴァとは持ち手の無いトレイの事を指します。 トレイと同じように使われますが、比較的小さ目のもの、ワインのボトルやグラス、ティーカップなどを運ぶのに使われました。
もっと小さなサルヴァは執事が手紙や訪問した客の名刺などをご主人さまに運んだりするときも使われたといいます。
メーカーはバーミンガムの有名な老舗、Baker Brothers 1801年創業、つい、近年まで何回か名前を変えて活動していました。彫刻の技術が高いシルバースミスです。
サルヴァの盆面のフラットチェイスが見事です。ボーダーのロカイユ装飾もディーテイルが細かく丁寧に作られており、さすがは古くからの歴史を持つシルバースミスの仕事だと思います。
サルヴァはこのお品のように脚付きのものが多く、脚のデザインも凝ったものが多いです。
あなたの食卓をあでやかに彩ってくれること間違いなしの一品です。
*フラットチェイシングとは、ハンドチェイシングと同じ技法ながら、モチーフに凹凸をつけずに彫刻刀による切り出し彫刻のような効果を狙った彫刻技法。サルヴァの盆面やポットの蓋や縁など、ボリュームをつけずに装飾をつけたい場所によく使われる。
サイズ
直径約31cm
重さ 約1kg
こちらの商品は送料無料となっています。
サルヴァ以外に写真に写っているものは大きさの目安のためで、商品には含まれておりません