1887年、王室御用達で有名なMappin & Webb マッピン&ウェッブ社の ヴィクトリアンロココ、ルイスタイルのティーコーヒー(またはホットウォータージャグ)4点セットをご紹介いたします。
ヴィクトリアンロココを代表する、ルイスタイルのティーセットをご紹介いたします。
イギリスのテレビドラマ、ダウントンアビーのグランサム伯爵のお母様バイオレット夫人がティータイムをなさるときにも使われているタイプの典型的なヴィクトリアンロココのティーセット。イギリスではこのスタイルをルイスタイルと呼びます。フランスのルイ王朝から来たものです。
スクロールに花葉の手彫りチェイシング* 白鳥の羽根を模したハンドル、スパウトは鳥獣を模した注ぎ口のベースにはギリシャ神話の神様、というのが一般的ですが、こちらのお品はスクロール装飾となっており、日本人の方にはなじみやすいデザインかと思います。ふたの縁取りの貝のスクロールもロココ感がいっぱいです。
どの部分もディーテイルが細かく、芸術性の高い逸品です。脚部も鋳金細工で作られた猫足が素敵です。
とても堅牢な上質のニッケルシルバーを使った重厚感あふれる作りになっています。
メーカーはMappin & Webbマッピン&ウェッブ。1810年創業、今現在でも王室御用達を保持する、数少ないシルバースミスです。 こちらのお品にはデザイン登録のナンバーの刻印があり、それにより、1887年に製造されたものだということがわかります。デザイン登録されたということは、このデザインはマッピン&ウェッブのオリジナル、ということなんですね。
近年になって純銀のかけなおしをしたエクセレントコンディション。ハンドルにゆるみもなく、がたもない素晴らしい状態のものです。コーヒーポットのイニシャルを入れるための鏡面部分に浅いへこみ(目立たないと思います)がございます。ティーポットは、内側の茶葉が出ていかないようにする仕切りが破れている部分がございましたので、新たな仕切りを作り修理いたしました。とてもきれいに仕上がっています。
シュガーポットとクリームジャグの内側は傷があるように見えますが、純銀をかけなおす前の古いキズあとで、かけなおしを施したことにより、きれいにカバーされています。
こちらのお品は、本来は別売りになっております、ティーケトルとの5点セットです。ティーケトルとティーコーヒーセットは別々に買われたいお客様もいらっしゃると思い、分けて販売しております。
5点一緒の写真を添付しておりますので、ご覧下さい。
ティーケトルは別売です。
こちらの商品はイギリスからの追跡付航空郵送料が無料です。
サイズ
ティーポット
横幅:約25cm(注ぎ口の端からハンドルの端まで)
奥行:約17cm
口径:約7.8cm
高さ:約18.5cm(摘みのトップまで)
重量:約890ℊ
容量:約1.2ℓ
コーヒーポット(ホットウォータージャグ)
横幅:約23.5cm(注ぎ口の端からハンドルの端まで)
奥行:約15.5cm
口径:約7cm
高さ:約25.5cm(摘みのトップまで)
重量:約890ℊ
容量:約1.8ℓ
シュガーポット(ヴィクトリア時代のシュガーポットですので、大きめです)
横幅:約18cm(ハンドルの端からハンドルの端まで)
奥行:約12cm
口径:約7.8cm
高さ:約13.5cm(ハンドルの一番高いところ)14cm(縁まで)
重量:約533ℊ
クリームジャグ
横幅:約12cm
奥行:約9cm
口径:約7.5cm(注ぎ口から取っ手の付け根まで)
高さ:約14.3cm(ハンドルの一番高いところまで)
重量:約322ℊ
*ハンドチェイシングとは、ノミとハンマーを使い、凹凸をつけながらモチーフを浮き立たせる打ち出し彫刻法。
こちらの商品はティーポット、コーヒーポット、シュガーポット、クリームジャグの4点のみです。ほかの商品は使用例や大きさの目安を見るためのもので、商品には含まれません。