ヴィクトリア時代後期、ヴィクトリアンロココスタイルのハンドチェイシング*が見事なクリームジャグをご紹介いたします。
メーカーは、当店でも何回かご紹介している、Martin, Hall & Co. ヴィクトリア時代を代表する、彫刻技術に技術の高さには定評があるシルバースミスです。こちらのお品も、ヴィクトリアンロココ特有のスクロール、バラとお花のチェイシング*、フラットチェイシング**が丁寧に細かく彫刻された、一級品です。
こちらのお品は純銀のかけなおしから戻ってきたばかりのエクセレントコンディション。目立つようにキズやすれもなく、非常に良い状態のお品です。
サイズ
横幅:約11.5cm(注ぎ口からハンドルの端まで)
内径:約5.3cm
奥行:約8.5cm(最大値)
高さ:約13.5cm(ハンドルの一番高いところまで)
重さ:約222g
*ハンドチェイシングとはノミとハンマーを使い、凹凸をつけながらモチーフを浮き立たせる打ち出し彫刻法。
**フラットチェイシングとは、ハンドチェイシングと同じ技法ながら、モチーフに凹凸をつけずに彫刻刀による切り出し彫刻のような効果を狙った彫刻技法。サルヴァの盆面やポットの蓋や縁など、ボリュームをつけずに装飾をつけたい場所によく使われる。