The Victorian Tea Room

1900年前後のものと思われる、純銀製かと思われるような、非常に細かな彫刻が華麗な、シルバープレート ヴィクトリアンロココスタイルティーセットをご紹介いたします。

メーカーは当店でも何度かご紹介しております、Martin, Hall & co。シェフィールドの、1820年創業、美しい彫刻技術で有名なヴィクトリア時代を代表するシルバースミスです。ブリストルにある百貨店のために作られたもののため、メーカー名は刻印されていませんが、Martinoid というのが、Martin, Hall & Co. のシルバープレート製品の商標です。

全面に施されたハンドチェイシング（ノミとハンマーを使った手作業の打ち出し彫刻)の細かさ、美しさに圧倒されます。ここまで、細工の細かいものは純銀製のものには見られますが、シルバープレートではなかなか見つかりません。

ヴィクトリアンロココの華麗さが好きで、よく探しているのですが、シルバープレートでヴィクトリアンロココスタイル（イギリスではルイスタイルの呼び名のほうが一般的です）のお品自体がとても少ないですが、ここまで彫刻の美しいものは、見つけるのが非常に困難です。

デザインはとても古典的で、ひとつひとつ丁寧に打ち出された薔薇や、スクロールの彫刻がポット、シュガーポット、ミルクジャグそれぞれの前後にびっしりと施され、注ぎ口には鷲や、ギリシャ神話の神様と思われる彫刻がいっそう豪華さを高めています。ポットの蓋や、シュガーポット、トミルクジャグのボーダーに施されたお花とスクロールの彫刻、木の実をつまもうとする小鳥の摘みまで、丁寧に形成されています。

豪華な透かしの入った脚部も彫刻が美しく、非常にしっかりとハンダ付けされており、全体的に老舗シルバースミスのとても丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

商品は純銀のかけなおしをしていない、オリジナルの状態です。殆どプレートのロスのない綺麗な状態で、スレも殆ど見られませんので、ぜひこの状態でご紹介したいと思います。クリームジャグの鏡面部分の下側に小さな点々状のシミがありますが、写真では裏地が白のため、目立つように見えますが、実際にはほとんど目立ちません。

ティーポット、シュガーポット、クリームジャグの三点の内側に経年のシミ、プレートのロスがございますので、内側のみホワイトニングという、純銀のかけ直しを致します。こちらは商品の価格に含まれております。商品の発送まで１週間ほどお時間をいただきます。

こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き国際宅配便料金が無料です。発送から３営業日での到着となります。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

ティーポット

幅　　　約2７.5ｃｍ（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
高さ　　約19.5ｃｍ（蓋のつまみのトップまで）
容量　　約1.2リットル

　　　
重さ　　約877ｇ


シュガーポット

幅　　　約19.5ｃｍ（取っ手の端から端まで）
高さ　　約11ｃｍ（縁まで）
開口部直径　約8.4cm
重さ　　約541ｇ

クリーマー

幅　　　約12ｃｍ（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
高さ　　約14.5ｃｍ（曽々木口の一番高いところまで）
重さ　　約278ｇ

誤差がある場合がございます。