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店長日記
店長日記:25
2017年10月13日

東京、大阪で展示販売会を開催いたします!

日本にお持ちする商品の一部をご紹介しております。

東京、大阪の展示会の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/page/7

 

ロココ調の、流れるような曲線のスクロール装飾が美しい、純銀製(925)ティースプーンとシュガートングのセットです。

 

1903年の制作。エドワード王朝に入って2年くらいのお品ですね。

 

100年をとっくに経ているお品ですが、箱の表こそ、古さを感じさせますが、純銀のスプーンとトングはもちろんの事、美しいピンクのシルク生地とえんじ色のベルベット生地で作られた内装は今作られたかのような美しさを保っています。

スプーンとシュガートングは凛とした、本物の美しさがあります。 このころは、ダウントンアビーの第一シリーズ目のころより10年くらい前、まだまだ、ヴィクトリア時代の面影を引きずっていた時代ですね。

そんな時代の貴婦人が使っていただろうお品を至福のティータイムにぜひ使ってみてください。

東京、大阪の展示会の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/page/7

2017年10月13日

東京、大阪で展示会を開催いたします!

 

日本にお持ちする商品の一部をご紹介しております。

 

東京、大阪での展示会の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/page/7

 

ロココ調の、流れるような曲線のスクロール装飾が美しい、純銀製(925)ティースプーンとシュガートングのセットです。

 

1903年の制作。エドワード王朝に入って2年くらいのお品ですね。

 

100年をとっくに経ているお品ですが、箱の表こそ、古さを感じさせますが、純銀のスプーンとトングはもちろんの事、美しいピンクのシルク生地とえんじ色のベルベット生地で作られた内装は今作られたかのような美しさを保っています。

 

スプーンとシュガートングは凛とした、本物の美しさがあります。 このころは、ダウントンアビーの第一シリーズ目のころより10年くらい前、まだまだ、ヴィクトリア時代の面影を引きずっていた時代ですね。

そんな時代の貴婦人が使っていただろうお品を至福のティータイムにぜひ使ってみてください。

 東京、大阪での展示販売会の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/page/7

2017年10月12日



東京、大阪の展示会の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/page/7


去年に引き続き、今年も東京、そして、初めて大阪でアンティーク銀器の展示販売会を行うことになりました。
 
おかげさまで、この、アンティーク銀器専門のネットショップ「The Victorian Tea Room」をオープンして、この10月で、丸5年が経ちました。
 
その前の、ヤフオク時代も含めますと、日本の皆様にお買い上げいただいたアンティーク銀器はネットだけで、総数で1200点以上にも上ります。当店は商品に触れられない代わりに、たくさんの写真、非常に詳しい説明で商品をご案内しています。最近では、写真と一緒に動画もアップしており、銀器の様子がわかりやすいと、とても評判がいいです。
しかし、昨年初めての展示販売会を開いて思ったのは、銀器は安いものではなく、やはり、できたら、見て、触って品質を確かめて購入したい、と思う方が一定数いらっしゃるということです。
 
前回お客様におっしゃっていただいた、「直子さんの商品を何回も買っていますので、品質やディーテイルには何の疑問も持っていませんが、やはり、自分で、見て、触って、持った感じを確かめて買えるのはすばらしいですね!」という、お言葉が耳から離れず、ショップ5周年であることもあり、よし、今年も日本で展示販売会をやろう、たくさんのお客様に見て、触って、感じていただこう、と思った次第です。
 
展示販売会には、わたくし本人が常駐しておりますので、銀器に関して、普段疑問に思っていらっしゃること、お手入れの方法、使い方、最近のトレンドなど、なんでもその場で聞いていただけます。
 
アンティーク銀器のファンの方、興味があるけれど、銀器って大変そう、と思われている方、銀器のことをもっとお知りになりたい方、イギリスから、選りすぐりの銀器をお持ちして、お会いできるのを心から、楽しみにしております。東京、または、大阪でお会いしましょう!

東京、大阪の展示会の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/page/7

ボーイズ直子
The Victorian Tea Room
2017年09月08日
シルバープレート製、ヴィクトリア時代、中期から後期のものと思われる、鋳金細工のボーダーに手彫りの打ち出し彫刻で装飾された、素晴らしいサルヴァをご紹介いたします。
 
サルヴァとは持ち手部分の無いトレイのことです。大体は円形のものです。
グラスやカップ&ソーサーなど、小さなものを運ぶことにも使われましたが、クラレットジャグ(ワイン用のジャグ)やウォータージャグ、グラス置きにしたり、小さなものは執事が訪問者からカードやメッセージを主人のために受け取ったりするものに使われました。
 



メーカーなどの刻印はありませんが、鋳金細工で作られたボーダーにしても手彫りの打ち出し彫刻にしても非常に質が高く、エドワード朝後期からはこのようなサルヴァは見られなくなってきていることからヴィクトリア時代後期のものだろうと思っています。


鋳金細工で作られたカールアップした脚部も流れるようなスクロールとビーズで飾られ、とてもエレガントです。

お茶の時間のトレイとしてはもちろん、お皿代わりにカナッペや、サンドイッチ、小さなケーキなどを置くとアフタヌーンティーパーティーなどで、大活躍してくれると思います。

詳しくは、http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1427 からどうぞ。

動画は、こちらから。https://youtu.be/DturKysQlR8

2017年09月05日
ハプスブルグ家を君主とした、オーストリア=ハンガリー帝国の時代の銀器はロココの流れをくむ、美しい銀器がたくさんあります。
 
 こちらのお品も、流れるような曲線のロカイユや花の打ち出し彫刻が見事な、典型的なロココデザインのジャーディニエール(花器 英語の発音では ジャーディニアという)です。




音楽の都でもあるオールトリア=ハンガリー帝国のものらしく、端についたエンジェルのモチーフもヴァイオリンを弾いています。



表側のスタンドにはオーストリアの純銀のマーク、ダイアナヘッドの横に1がついており、950/1000の純度を表しています。(フランスと同じですね) 内側の中敷きも金属テスターで純銀であることは確かめられておりますが、マークはついておりません。 中敷きまで純銀、しかも金鍍金張りって、なんて贅沢なんでしょう!通常はジャーディニエールは土を入れてお花を植えるものだと思いますが、これは小さめのため、恐らく、マントルピースの上や、テーブルの上にお花を飾るものでしょう。
 
19世紀の貴族やお金持ちのとても贅沢なジャーディニエールです。


詳しくは、http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1425 をご覧ください。
 
 
2017年08月28日
ハンドカットによる透かし細工のハンドルがエレガントなスタンド付きのティーストレイナーです。






スタンドは1943年制作、ティーストレイナーは1944年制作です。メーカーも同じ、ティーストレイナーはぴったりスタンドにはまりますので、合わせのものではありません。
制作に年がまたいでしまうと登録年も変わってしまうことはよくあるので、不思議なことではないのですが、両方とも第2次世界大戦の真っただ中ですよね。そんな時でもこんな優雅なティーストレイナーでお茶を召し上がる人がいた、ということなんでしょうね。

イギリスの銀製品は制作年が新しくなればなるほど造りが雑になってくるものもありますが、こちらのお品は透かし細工も丁寧に手でカットされており、スタンドも受け皿の裏の足はネジになっており、ちゃんと取り外しができる造りになっています。


詳しくは、http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1419 から。
2017年08月27日





こちらのペイストリートングは、ドイツの1900年ごろのもの。 ドイツの純銀はイギ

リスのものと比べ少々純度が低く、 ピュアシルバー1000に対して、800から835程度のものが主流です。(イギリスのものは925)
こちらのものも835のマークがあります。
 
こういったペイストリートングはイギリスにはなぜかありません。似たようなものにアスパラガストングがありますが、それをペイストリートングと呼んでいるところもあるようです。
 
 
ドイツはヒルデスハイムのもので有名なように薔薇装飾の銀器が多いです。こちらのトングもロカイユ装飾に薔薇を散らしたロココ調の素敵なデザイン。



ハンドル部分は当時、とても貴重だったフルーツのモチーフ。こちらもロカイユ装飾と組み合わせて。



アフタヌーンティーの焼き菓子をサーブするのにぴったりなトングです。


詳しくは、http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1416 をご覧ください。
2017年08月16日
一つ一つ、ノミとハンマーで打ち出し彫刻し、ピアッシング(透かし細工)された、ヴィクトリア時代後期の純銀製、貝の形のディッシュです。





制作者はアトキンブラザース。 1750年代にまでさかのぼれる、イギリスを代表するシルバースミスの一つです。

イギリスのシルバースミスは、イギリスが一番繁栄していた、ビクトリア時代に創業したところが多いのですが、18世紀から続いている老舗は、中産階級の人々が富を得るようになる前、銀製品を所有することが王侯貴族と大金持ちの特権であった時代から、彼らのためのシルバースミスだったのです。

特にこのアトキンブラザースは質の高い職人がいることで有名でした。それは彫刻だけでなく、このお品の美しいフォルム、純銀の板をたわめながら完璧なシェルの形に形成するなど、金属工芸としての技術の高さに見てとれます。ピアッシングもひとつずつ丁寧にパンチであけています。

状態は、プロのポリッシュを経た、エクセレントコンディション。一か所、ピアッシングが切れているところがございますが、きれいに修理してからの発送となります。

動画はこちらから
https://youtu.be/zsfWe9BQjGo

商品説明はこちらから

http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1296


もちろん、こちらのお品もセール対象です。
初めての一般向けサマーセール絶賛開催中です!


2017年08月14日
1899年制作の、とても繊細な透かし細工が美しい、純銀ティースプーン6本セットです。

シェフィールドの、170年もの長きにわたって活躍していた、シルバースミスによるもの。






詳しくはこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1356

サマーセール、絶賛開催中です!

2017年07月01日
ヴィクトリア時代、1895年マッピン&ウェッブ社の、シェルスプーンとしては完璧と思われる、大変美しいフォルムを持つスプーンセットをご紹介いたします。



王室御用達で有名なシルバースミス、マッピン&ウェッブ。現在は、宝飾店として有名ですが、1775年の創業から、2000年ごろまではイギリスを代表する、純銀、シルバープレート製品のトップメーカーでした。 初めて王室御用達を受けたのはヴィクトリア女王の時代ですが、今現在でもエリザベス女王とチャールズ皇太子から王室御用達を受けています。

そのマッピン&ウェッブのヴィクトリア時代のシグネチャー作品とも呼べるような見事なシェル型のティースプーン6本とシュガートングのセットです。

このお品には、ほかのものがとても及ばない、筆舌には尽くしがたい、堂々とした気品があります。

箱を開けた瞬間に、本物を持つということはこういう事なんだ、と一瞬で理解できてしまう、すごい存在感がこのお品にはあります。

手に入れたその瞬間から、あなたの一生のお供となるでしょう。

詳細はこちらから

http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1400

動画はこちらから

https://youtu.be/WsF8RCPB3BY
2017年06月02日
ダウントンアビーのロケ地である、8代目カナーヴォン伯爵家である、ハイクレア城の貸し切り見学ツアーがあるというので、参加してきました。





RSVPという、イギリス情報専門雑誌の10周年記念イベントだったそうで、ただでさえ公開日が少なく、切符を手に入れるのが難しいといわれる、ダウントンアビーのロケ地、ハイクレア城を貸し切ってのガイド付き見学ツアー、その後には場内に設置されたマーキーに手のランチパーティー、カナーヴォン伯爵夫人のトークイベントと、普通では考えられない豪華なツアーでした。

館内は一切撮影禁止とのことで、館の中の写真が撮れないのが残念でしたが、撮影に使われた入口のフォイエーや大鬼んぐるーむは意外と小さく、こじんまりとした印象でした。しかし、1階は撮影に使われている、フォイエー、ダイニングルーム(朝食も夕食も実は同じ部屋)ライブラリーのほかにも何部屋も撮影に使われていない部屋があり、会場のベッドルームもドラマの印象よりももっともっとたくさん部屋があります。
5代目カナーヴォン伯爵はアマチュア考古学者で、かの有名なツタンカーメン王の墓の発掘にをしたハワードカーターの資金支援者として知られており、地階には、エジプトの発掘物が展示されています。(ツタンカーメンの墓のものはない)

最近のイギリスはどの子貴族の館も維持費が大変で結局館を売らなければならなくなってしまった貴族も多いと聞きますが、ここは、平民(といってもかなり良い王氏の出身の方だと思います)出身の伯爵夫人が結婚前にPR会社にお勤めだったとのことで、その技能を生かして、一生懸命宣伝活動や館の修復に力を入れて、ダウントンアビーの札計二使ってもらう契約を手に入れたようです。



お人柄も非常に気さくな方で、館のほうからは、伯爵夫人の写真(肖像権のため)は撮ってはいけない、質問も勝手にしてはいけないといわれていたのですが、ご本人は全く気になさることもなく、記念撮影も快諾していただけ、いろんな質問にも快くお答えくださいました。

とても印象的だったのが、「伯爵といっても、貴族が働かないで、土地の家賃収入だけで食べていけたのは昔の話で、夫も私も城を次世代につなげていくために非常にハードワークをしています。私は神撫のことをビジネスウーマンだと思っています。」とおっしゃっていたことでした。

近年には、敷地内に宿泊施設、The London Lodgeをオープンされ、今年はすでに満室、という盛況ぶりだそうですし、まだ、新たに展示室をいくつかオープンさせる予定、とおっしゃっていましたし、新しいプロジェクトを次々と考えていらっしゃるようです。

びっくりしたのは、私たちと一緒に場内に併設されたお土産ショップに来られ、伯爵夫人直々に彼女が選んだお土産商品の説明をしていただけるなど、本当に伯爵夫人というよりは、このハイクレア城という、大きなプロジェクトを抱えたびじねすれでぃーというのがぴったりの方で、雲の上の存在と思っていた貴族の方々がこのような努力を続けて館を守っていこうとする姿に感動しました。

その後は、そこから少し離れたコッツウォルズにある、ダウンとアビーに使われた教会や、美しいコッツウォルズの村々を案内していただいて、とてもおいしいカントリーパブでの夕食をしてロンドンに夜遅くに戻ってくる、という、とても充実したツアーでした。




なお、今回このツアーを企画してくださったのが、「イギリスどこでもツアーズ」さん。
名前の通り、イギリスどこへでも個人ツアーの手配を日本語でしていただけるようです。
このようなダウンとアビーのロケ地ツアー、ハリーポッターのロケ地ツアー、コッツウォルズや湖水地方のツアーなど、その方の好みやスケジュールに合わせたツアーを作ってくださるそうですので、既成のツアーでは満足できない方にはぴったりです。

お問い合わせは直接 イギリスどこでもツアーズ http://ukdokodemo.com/ まで。

2017年04月25日
日本のお友達がイギリスにやってきたので、彼女のリクエストでフォートナム&メイソンのダイヤモンドジュビリーティーサロンに行ってきました。

クイーンの在位60周年(ダイヤモンドジュビリー)を記念して作られたティーサロンですが、ロンドンに住んでいながら、というよりロンドンに住んでいるからこそなんでしょうが、今まで行ったことがありませんでした。

フォートナム&メイソンの4階(日本の5階)に位置しているため、陽の光がたくさん入ってとても明るい、柔らかな雰囲気のティーサロンです。 



ものすごく混んでいるティーサロンですので、少し時間をずらした方がいいかもしれませんね。私たちは予約を入れたのが遅かったので、夕方5時半になってしまいましたが、そのくらいの方がゆったりしていてよかったかもしれません。夜9時くらいまでいられます。 


お目当ては、もちろんアフタヌーンティー。お値段は£46(約6400円相当)とさすがフォートナム&メイソンのお値段ですね~。でもリッツや、サヴォイ、ドーチェスターよりは安いのだと思います。


これで二人前ですので(すみません、サンドイッチが減っています…おなかが減ってて…)そんなにたくさんあるようには見えないのですが、これがかなりのボリューム!


サンドイッチはコルネーションチキン、エッグ、ローストハム、キューカンバー、スモークサーモンの5種。
王道ですね。


かわいらしいミニケーキたち。



直径7,8㎝、高さも同じくらいと思われる銀の入れ物にはぎっしりのクロテッドクリーム。


ジャムとレモンカードは一びんづつ!余ったら持って帰れます。これだけでなく、まだ5種類くらいのケーキが取り放題です。

それに加え、ケーキもサンドイッチもスコーンもお代わり自由ですので、とても食べきれる量ではないです。 ちょっとケチにするのなら、同席のどなたかは軽い軽食と紅茶を頼んで、ケーキ類はアフタヌーンティーセットからつまむ、という方が安上がりかもしれません。 結構ウェイトレスさんたちは見ているように感じましたけど…。


フォートナム&メイソンの特出すべきは、もちろん紅茶の種類。 人気のブレンドティーから、珍しいお茶まで、選択の幅はものすごい量です。 お茶好きの方はロンドン滞在中はぜひ一度訪れたいですね。

私は残念ながら紅茶に詳しくないので、せっかくクイーンの在位60年をお祝いしたティーサロンなので、クイーンズブレンドティーをオーダーしました。




アッサム系のとても美味しいお茶でした。

そしてすごく素敵なティーセット。もちろんバチェラーサイズ。
ティーストレイナーは残念ながらレプリカのもの。それでもちゃんとしたシルバープレートです。
スプーンもステンレスではなく、柔らかいあたりのシルバープレート。


お友達との会話に花が咲き、店を出たのは9時過ぎ! でもイギリスでは高級なレストランであればあるほどお客様を追い出すことはしません。(もちろん、最後の方になると、ちょくちょく「何か他に必要なものはありませんか」とお伺いにいらっしゃいますけどね) 最後までゆっくり楽しめました。


スコーンの食べ方について。

スコーンがぱさぱさして食べにくい、というお話をよく聞くのですが、それはクリームのつけ方が足りないのだと思います。

スコーンは横半分に割ったら、山盛りになるくらいクロテッドクリームをつけ、ジャムをのせます。この時の順番はどちらが先でも構いませんが、かたわれのスコーンでふたはしないで、これはこれで、また同じようにクリームをつけて、ジャムをのせて別々に食べます。

はっきり言ってスコーンを食べる際にはダイエットのことは全部忘れて、朝から何も食べずに挑むか、次の日は何も食べないようにするかして制覇してください。 クリームは必ずクロテッドクリームです。今は日本でも手に入りやすくなったと聞きます。スコーンはかなりしっかりした生地なので、ホイップクリームでは生地の強さに負けてしまいます。


この日は、スコーンは一つしか食べられず、ケーキは一ついただいたものの、ほかはお持ち帰りしました。うーん、まだまだイギリス人としての修行がたりない!
2017年04月22日
今日のご紹介は、ヴィクトリア時代中期に制作された、オールドシェフィールドプレートのサルヴァです。




サルヴァは取っ手のないトレイのこと。



オールドシェフィールドプレート というのは、銀器を集め始めるとどこかで聞く名前だと思います。



これは1740年代に発明された古い銀メッキ製法で、銅板をアルミフォイルのように薄い板にした純銀でサンドイッチ状に挟み、溶接した製法です。1840年代に電気メッキ製法が発明される前はこのオールドシェフィールドがシルバープレート製法のメインでした。



メーカーの刻印はないことがほとんどで、なぜかというと、このころのオールドシェフィールドプレートは純銀製品のまがい物として見られていたことがあり、製作者は貴族の純銀製品を作っている名だたるシルバースミスであることが多かったのですが、そういったシルバースミスが自分の名前を隠して作っていたものだからです。 



まがい物、といっても作り方は貴族御用達の純銀製品と同じ作り方、例えば、この時代のものはほとんどが手作り、彫刻ももちろん手彫りで、工芸品としては純銀のものに勝るとも劣りません。



イギリスではこのオールドシェフィールドプレートはコレクターアイテムで値段もシルバープレートとしては高めですが、円高の昨今では意外と安く感じるかもしれません。



このサルヴァは直径が30㎝ 内径が22㎝。普通サイズのティーセットが乗るくらいのサイズです。



サルヴァの詳細はこちらから:http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1350



動画でご覧になると大きさや彫刻の感じがよくわかると思いますので、ぜひご覧になってくださいね。

裏面にステッカーの跡が残ってしまっていますが、もちろん、その後綺麗にいたしました(笑)。失礼いたしました。

動画はこちらから:https://youtu.be/iYDsbhHMIBY
2017年04月19日
こちらのシルバープレートのティーケトルは、美しい薔薇やお花、葉模様とともにスクロールの手彫り打ち出し彫刻で装飾された、典型的なヴィクトリアンロココスタイルです。

シルバープレート製ですので、制作年の刻印はありませんが、製作者であるFrederick Ellis Timm & Co.は1850年から1918年まで活動していたシルバースミスですので、その間のもの、おそらくヴィクトリア時代後期のものだと思っています。




イギリスではルイスタイルと呼ばれる、フランスのロココの影響を受けたスタイルは鳥の摘みがよく使われます。 ダウントンアビーのバイオレット夫人のお屋敷で使われてたティーセットもこのスタイルですね。



美しいバラなどのお花の彫刻に躍動感のある葉模様や、スクロールを組み合わせた素敵なデザイン。


装飾と熱除けを兼ねたスタンドの透かし細工も見事です。

ケトルの容量が2.5ℓ程度ある大き目のティーケトルですので、お教室などで生徒さんがいらっしゃるテーブルの装飾や、ティールームなどの装飾に向いているかな、と思います。


ティーケトルは 昔はキッチンが地下にあり、階上の居間からは遠かったため、アフタヌーンティー用に沸かしたお湯を入れ、下からオイルのヒーターで温めておいて、いつでも熱いお湯をポットにつぎ足すことができるようにしたものです。

ヴィクトリア時代にはイギリスでは中流階級の一番下程度に位置する家庭でも一人くらいはメイドを雇っていたもので、このような仕事はすべてメイドの仕事でした。

私が現在住んでいるヴィクトリア時代後期に作られたフラット(日本でいうマンションのこと)は、ベッドルームが二つ、キッチン、居間、ダイニングルームという、今の感覚では大きめといえる大きさですが、当時は中流といってもおそらく下の方の中流家庭のための集合住宅だったのだと思います。それでも小さなメイド部屋がついていることに驚かせられます。 大きめといっても階下のないフラットでメイドと一緒に住むのはかなり窮屈だったと思うのですが、当時の中流階級以上の人々は、メイドがいない生活は考えられなかったのでしょうね。

商品の詳細は http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1348

動画もございます。

https://youtu.be/llMTyYMmi8c
2017年04月15日
今イギリスはイースター休暇の真っ最中。あいにく、というか、相変わらずというか、気温も低く、お天気も良くないので、今日はおうちでゆっくり。





そんなにの午後のティータイムはクランペッツ。 パンの一種ですが、柔らかい生地を型に入れてグリドル(鉄板)で両面を焼き上げるものです。そのため、片面にたくさん気泡の穴が開いており、 そこにバターをたっぷりしみこませて食べるのがイギリス流。



朝ごはんのパンというよりもおやつに食べるものなので、ジャムやレモンカードをつけて食べます。

今日は、フォートナムアンドメイソンのストロベリージャム。 いつもはこんな高級なジャムは使いませんが、頂き物が残っていたので。



このようなおやつには華奢なティーカップは合いません。濃く淹れた紅茶にミルクをたっぷり入れ、がっつりとマグで。

2017年04月14日

今日は、スターリングシルバー、1890年前後の制作、おそらくコンチネンタル(ヨーロッパ)のものと思われる、ロココのエンジェルモチーフが素敵なソースボートをご紹介いたします。






ソースボートはグレイビーなどのソースを入れるものですが、イギリスのものはシンプルなものが多く、このような豪華なロココデザインのものはあまりありません。 彫刻はもちろんハンドチェイシング(ノミとハンマーによる打ち出し彫刻)です。



デザートに添えるカスタードソースを入れるのにぴったりなお品かと思います。

ソースボートの内側はスプーンを使ったためすりきずがありますが、彫刻に響かないよう、軽く機械のポリッシュをかけてから擦り傷が目立たないようにして発送させていただきます。

318gとしっかりした重さの重厚な造りのお品です。



動画をアップしておりますので、ぜひご覧ください。(全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)


動画はこちらから https://youtu.be/aP9d9zwM9Yc
商品の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1347

2017年04月13日
純銀製(925) 1897年製作 インポート ロココデザインのスレイ(そり)型にピアスワークが入ったとても素敵なシュガーボウルをご紹介いたします。



このお品はイギリスのホールマークがついており、スターリングシルバー(925)であることが認定されていますが、おそらく、フランスかドイツからのインポート品で、インポートを示す刻印(Fの刻印)が押されています。



ロココのスクロールやお花のデザインがあしらわれ、スレイ(そり)型のとてもロマンチックなシュガーボウルです。

ロココスタイルのスクロールやお花のデザインはイギリスのものにも多くありますが、本場フランス、ロココの影響を強く受けたドイツの デザインの繊細さは格別です。





詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1337

動画もぜひご覧になってください。 実際の大きさや形の感じがよくわかると思います。
全画面モードでご覧いただくと装飾の詳細がよくわかると思います。

動画はこちらから https://youtu.be/NtwnFtdH82o
2017年04月11日
イギリスのアンティークの純銀ティースプーンは意外とシンプルなものが多く、日本の方がお好きなデコラティブなものは少ないです。



そんな中でもロンドンのマーケットや、地方のアンティークフェアなどでコツコツ集めてきたティースプーン

の数々をご紹介いたします。

すべて純銀のものです。


アールヌーボーのお花のデザインが素敵なティースプーンセット。
1902年製作。純銀(925)


マッピンアンドウェッブ社製、ロココスタイルのハンドルが素敵なティースプーンセット。共箱もオリジナルのものです。1909年作純銀(925)


ドイツ、ロココロカイユ装飾のティースプーンセット。
おそらく、1900年前後のもの。純銀(800)


金鍍金されたシェル端のボウルとそれにつながるデコラティブなハンドルが美しい、スプーンセット。1906年製作。純銀(925)


繊細な透かし細工が見事なティースプーンセット。 1899年製作。純銀(925)


詳細は、http://victoriantearoom.ocnk.net/product-group/26 をご覧ください。

2017年02月21日
アンティーク銀器の世界では持ち手のあるお盆を「トレイ」と呼びます。その一方、持ち手のないものは「サルヴァ」と呼んでいます。 ただ、サルヴァは一般の呼び名としてはあまり知られておらず、アンティークに詳しい人でないとサルヴァ、と言っても何のことかわからないようですね。



今日はとてもきれいな葡萄と葉の縁飾りがついたトレイをご紹介いたします。



こちらのトレイの盆面はエングレービングという、ニードルや彫刻刀を使った手彫り。



そして、縁飾りとハンドルには鋳型に流して作られた葡萄と葉模様のモチーフが溶接されています。





同じく葡萄の模様のついた透かし細工の脚もとっても素敵。



こちらのお品は1900年前後のアメリカで作られたものですが、当時の銀製品の主流はイギリスのものだったので、ほぼ、イギリスのヴィクトリア時代のデザインで作られています。

おそらく、イギリスから移民したシルバースミスによって作られたものかもしれませんね。


イギリスアンティークのトレイとしては小ぶりな方ですが、日本のご家庭では使いやすいサイズかと思います。ティーポット、カップ&ソーサー2客、小さめのミルク&シュガーが載ります。




詳しくはhttp://victoriantearoom.ocnk.net/product/1301

ビデオもあります。 https://youtu.be/KgRmtHf4Dxw
2017年02月19日
葉模様のカースト(鋳金細工)が見事なクランベリーグラスの入ったシュガーバスケットです。



このようなタイプのシュガーバスケットは、本来はお茶に入れるお砂糖というよりも、果物やデザートにかける砂糖を入れるもの。アンティークの銀製品を集めていらっしゃる方なら知っているかと思いますが、こういったシュガーバスケットに穴の開いたシュガーシフタースプーンをセットして、果物やデザートにお砂糖をかけたのですね。



こちらのお品はカーストワークと呼ばれる、鋳型に金属を流し込み、葉模様をつなげてたわめてバスケットの形にするもの。一般的なバスケットより手間暇がかかるようで、一般的なバスケットよりは値段が高めですが、より立体的でモチーフに動きがあり、重厚感もあります。






詳しくはこちらから
http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1306

動画もございます。

https://youtu.be/SxD1SC5Razk
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